MSCベリッシマ 船内レポート 日本発着クルーズ最新最大の客船

日本発着クルーズ最新最大の客船 MSCベリッシマ
MSCベリッシマが11/14神戸寄港し乗船視察してきました。

MSCはイタリアのカジュアル客船。最もお手軽なクルーズの1つ。
クルーズ代金が同室3人目の小人(17歳まで)が無料ということもあり、
ファミリー層が多いのも特徴です。

実際に目の前で見て、かなりの大きさに圧倒します。
動く巨大ホテルそのものです。

乗客定員は5,686名。満船になったら恐ろしい程の人口密度ですが、
今回のコースでは、3,000名程の乗客が乗船とのことです。

MSCベリッシマ
総トン数:171,598トン 船客定員:5,686名 クルー:1,536名 
全長:315.83m 全幅:43m 就航年:2019年

神戸・ポートターミナルに到着すると長蛇の列。
神戸市がターミナルから中華街まで約15分を無料シャトルバスが運行。

クルーズから下船した乗客が、バスを乗るのに300名以上の行列。
相当のバスがピストン運航しているので、それほどの待ち時間はないと思いますが、
並んでいる人の多さに圧倒されました。

MSCベリッシマ船内へ
MSCはスタイリッシュなデザイン。
イタリアのセンスの良さを感じます。

他の客船と比べ天井が低く、廊下が狭いのを感じましたが、
ガラス、鏡を多用して作られており、圧迫感は感じません。

レストラン10か所、バー20か所もの数があります。
メインダイニングは、3か所に分かれていて基本2回制です。
コースにもよりますが今回は、
1回目:17:00
2回目:19:30
夏休みなど予約数が多い時は3回制もあったとの事。
その場合、3回目:21:30

予約時に1回目、2回目をリクエストできますが、あくまでリクエスト。
確約でなくチェックイン時にクルーズカードにレストラン名・時間・テーブル番号が記載。

お好きな時に行けるフリーシーティングの設定はなく、クルーズ中は同じテーブルになります。
2名テーブルも数少ないながらもあります。

ビュッフェレストランは、営業時間が20時間。1298席もの席数。
料理の種類もたくさんあります。
特に本場ビザが美味しく、モッツアレラチーズ製造機があり、
作りたてのモッツアレラチーズで焼き上げ。

スペシャリティレストラン
・HOLA!TAPAS BAR…ミシュラン2つ星シェフ監修のスペイン・タパス
・ブッチャーズカット…ステーキハウス
・海渡 鉄板焼き&寿司バー
・シーパビリオン…中華火鍋料理

スペシャリティレストランは別途料金がかかり、パッケージが多数用意されています。
2回パッケージ(ブッチャーズカット、シーパビリオン):$70
3回パッケージ(HOLA!、海渡寿司、ブッチャーズカット):$90

船内中央にある「ガレリア・ベリッシマ」は長さ96m、2層吹き抜けのプロムナードの天井は、
LEDスクリーンドームで、様々な映像が投影されます。
その通りにジェラート、チョコレートショップ、免税店、ブティック、スペシャリティレストランなど、
海外の街の一角に来たような雰囲気。

シアターは2か所あり、
ロンドンシアターは収容900席。無料ですが予約制。
カルーセルラウンジは、有料の円形劇場。
シルクドゥソレイユのショーが売りでしたが、今年契約が切れて、
現在はオリジナルショー。1ドリンク付き$18。

スペシャリティレストラン、エクスカーション(寄港地観光)、
ショー、スパなどの予約は、アプリ「MSCフォー・ミー」から予約することができます。
船内で無用WIFIに繋いで使うことができます。

MSCは別途有料が多く、ある程度付けた方が、予算を気にすることなく楽しめます。
全てのオプションは出発前に予約をしたら、乗船後に購入するよりお安くなります。

ビュッフェレストランの水、コーヒーサーバーは無料ですが、
メインダイニングでも飲み物は水、食後のコーヒーを含めて全て有料。

これだけのバー、レストランがあるので、
ドリンクパッケージを付けた方が断然お得で楽しめます。

MSCベリッシマのキャビン
キャビン面積は他船と比べ狭いのですが、室内スタイリッシュなデザインで、
鏡を多く取り入れているので、そこまでの狭さは感じません。

内側客室 10-15㎡ 

海側客室 約12-16㎡
バルコニー客室 17㎡

MSCヨットクラブ 
スタンダード客室とは別に、プライバシー重視した上級サービス。
専用エリアはヨットクラブ乗客しか入ることしかできません。

フリーシーティングのダイニング、コンシェルジュサービス、ラウンジ、
ビュッフェ、プール、ジャグジー、スイートにはバトラーサービス。
別世界の静かな空間があります。

MSCは、気軽に楽しむカジュアルクルーズです。
船側が用意したものを楽しむのがカジュアル船になります。

ご予約後のお客様で、いろいろとリクエストがありますが、
殆ど特別なリクエストはできません。

一口にクルーズといっても船会社により全く違うものです。
全てが豪華客船・世界一周ではありません。

かなりの乗客を乗せ、代金をお安く設定しています。
ホテル、移動、食事、ショーなどが含まれていてこの値段。
代金と比較してこれほどコスパがよいのはないと思います。

気軽に誰もが楽しめるMSCクルーズ。
一度ご乗船されてみてはいかがでしょうか。

MSCベリッシマ 日本発着クルーズ バルコニー客室に特別料金で空きがあります!
- コース:クリスマス・年の暮れクルーズ 10日間
- 日程:2023年 12月21日(木)- 12月30日(土)
- 発着:横浜~横浜
- クルーズ代金(2名1室・お一人様):108,800円
※港湾税:お一人様 45,500円(全てのお客様対象)別途かかります。
※船内チップ(お一人様/1泊あたり):12歳以上:$14.50‐、2歳~11歳:$7.25-、
 国際観光旅客税:¥1,000-が別途必要です。
MSCベリッシマ 2023年 12/21-12/30 クリスマス・年の暮れクルーズ 10日間
MSCベリッシマ 日本発着クルーズの乗客層
乗客層は日本人が90%以上に見えます。
目立つのが団体での添乗員同行の募集ツアー。
ダイヤモンド・プリンセス日本発着と同様のお客様層。

ただダイヤモンド・プリンセスと違うのは、
パブリックエリアのアトリウムに旅行会社のツアーデスクを作っています。
各社競うように看板を立てて、大声を出して、ツアーの旗を振っています。
パブリックエリアなのにツアー客の混雑で通行ができにくく雰囲気台無しです。

ダイヤモンド・プリンセスも以前は同じ光景でしたが、
一定のルールを設け禁止事項を明確にしました。

旅行会社はツアーデスク設置を禁止。
また、旅行会社は乗客に名刺を渡すことも禁止。
今まで船内で乗客にセールスがいかに多かったのが分かります。

雰囲気はそこまで悪くなくなりましたが、添乗員が旗を持って船内団体ツアーは依然あります。
「ここがピザ屋ですよ。」
「ここがバイキングで食べ放題ですよ。」と、
見たら分かるものを、これから1週間以上乗船し嫌でも分かるものに。
他の乗客がくつろいでいる雰囲気を気にすることなく大声を張り上げます。

正直、日本発着で添乗員はやることがないと思います。
承認欲求の為に大声をだして仕事やっている感を出しているのでは。
と感じてしまいます。

日本語船内新聞は船会社で作って客室に配ります。
船内はアナウンスを含め日本語の案内があるので、英語が分からなくても困ることは一切ありません。
日本国内の寄港なので緊急があれば下船すればそこは日本。
船会社でしっかりとサポートがあるので、団体ツアーで行く意味が分かりません。
何で大切な旅行に行くのに他の人に気をつかうのか。

それでもお客様は、御社から添乗員は乗るのか?と聞かれます。
団体ツアーで隙間なくビッチリ行程が組まれないと旅行じゃない。
修学旅行モデルが、今でも日本の大多数の旅行スタイルなのかもしれません。

一押しのオーシャニア・リビエラ 日本発着クルーズ

世界でクルーズ会社は200社以上ありますが、
私が一番いいと思うのが「オーシャニア・クルーズ」
これはクルーズをやり始めた13年前から変わる事がありません。

船内の設備はどの船会社も殆ど同じですが、
船の大きさ、乗客とクルーズの対比、クルーのサービスのレベル、食事、客層、
そしてコストパフォーマンス。
どう比べてもオーシャニア・クルーズが勝ります。

オーシャニア・クルーズの中でもおすすめのオーシャニア・リビエラ(66,000トン)が
2024年、2025年に日本発着クルーズを運航します。

本来、海外クルーズをおすすめしているのですが、
「飛行機に長時間乗れない」、「飛行機代金の分をクルーズにかけたい」などの声を聞きます。
日本発着は、オーシャニア・クルーズをご検討ください。

乗下船の際、船内では待つということはなく、
ダイニングはお好きな時間に行くことができるフリーシーティング。
ドレスコードがないので、リラックスした旅ができます。

メインダイニング以外に、ビュッフェ、ステーキハウス、フレンチレストラン、イタリアンレストラン、
アジアンレストランがあり追加代金なしで利用することができます。

さらに特典 simply MORE がついております。

- 無料 寄港地観光ツアー…寄港地ツアークレジット 1室/$800-
- 無料 ハウスドリンクパッケージ…ランチ、ディナー時の指定のアルコール
- 無料 美食のスペシャリティレストラン
- 無料 無制限のインターネット…2デバイス

先日、紹介しました「リージェント・セブンシーズ・クルーズ」と同グループ会社。
オーシャニアクルーズの上がリージェント・セブンシーズ・クルーズになります。

行 先日本周遊 横浜発着(2024年) 東京発着(2025年)
船 名オーシャニア・リビエラ オーシャニア・レガッタ
クルーズ会社オーシャニア・クルーズ
シップデータ・オーシャニア・リビエラ
総トン数:66,000トン 全長:238m 全幅:32m 船客定員:1,250名 クルー:800名 就航年:2012年
・オーシャニア・レガッタ
総トン数:30,277トン 全長:181m 全幅:25m 船客定員:684名 クルー:400名 就航:1998年(改装2014年)
クルーズ日程・2024年 3月20日(水)-4月01日(月)
・2024年 4月01日(月)-13日(土)
・2025年 4月01日(火)-13日(日)
・2025年 4月13日(日)-25日(金)
・2025年 5月08日(木)-22日(木)⇒レガッタ運航 神戸~東京
日 数12泊13日・14泊15日
クルーズ代金お一人様:USD4,499-~
オーシャニア・リビエラ 日本発着クルーズ ページへ

クルーズ最高峰 リージェント・セブンシーズ・クルーズ 日本発着クルーズ

セブンシーズ・ボイジャー

リージェント・セブンシーズ・クルーズ セブンシーズ・エクスプローラー
2024年3月~2026年4月 東京発着で16コース設定しました。
日本周遊、釜山(韓国)、上海(中国)、沖縄、台湾を巡るクルーズ。
日数は最短で11泊、最長14泊。

オールインクルーシブで追加代金がなく、存分に贅沢を。
極上のグルメ料理、クルーズ最高峰のサービス。
頑張った自分へのご褒美に。是非ともご検討ください。

行 先日本周遊 東京発着
船 名セブンシーズ・エクスプローラー
クルーズ会社リージェント・セブンシーズ・クルーズ
シップデータ総トン数:56,000トン 全長:224m 全幅:31m 船客定員:750名 クルー:542名 就航年:2016年
クルーズ日程・2024年 3/06(水)―18(月)12泊 日本周遊・韓国 東京/東京
・2024年 3/18(月)-4/01(月)14泊 日本周遊・韓国・中国 東京/東京
・2024年 4/01(月)-13(土)12泊 日本周遊・韓国 東京/東京
・2024年 10/07(月)-18(金)11泊 日本周遊・韓国 東京/東京
・2024年 10/18(金)-29(火)11泊 日本周遊・韓国 東京/東京
・2025年 3/05(水)-19(水)14泊 日本周遊・韓国・中国 東京/東京
・2025年 3/19(水)-31(月)12泊 日本周遊・韓国 東京/東京
・2025年 3/31(月)-4/14(月)14泊 日本周遊・韓国・中国 東京/東京
・2025年 4/14(月)-26(土)12泊 日本周遊・韓国 東京/東京
・2025年 10/06(月)-17(金)11泊 日本周遊・韓国 横浜/東京
・2025年 10/17(金)-28(火)11泊 日本周遊・韓国 東京/東京
・2025年 10/28(火)-11/08(土)11泊 日本周遊・韓国 東京/東京
・2026年 3/14(土)-25(水)11泊 日本周遊・韓国 東京/東京
・2026年 3/25(水)-4/08(水)14泊 日本周遊・韓国・中国 東京/東京
・2026年 4/08(水)-19(日)11泊 日本周遊・韓国 東京/東京
・2026年 4/19(日)-5/03(日)14泊 日本周遊・韓国・中国 東京/東京
日 数11泊12日・12泊13日・14泊15日
クルーズ代金お一人様:USD9,280-~
セブンシーズ・エクスプローラー 日本発着クルーズ ページへ

クルーズ用語集 これを知っておけばより快適に

クルーズ用語集
クルーズ中、船内でよく耳にする用語。
船上で使われる用語を集めた海事用語集ご紹介いたします。

これを知っていれば、クルーとコミュニケーションがとれ、
より快適に船上生活をおくることができます。

-AFT:船尾。船体の後方。
-ALONGSIDE:舷側。桟橋またはほかの船舶から見た船体の側面。
-ASTERN:船尾。船体の後方。
-BERTH:バース。船舶が錨泊または係留する場所。停泊場。
-BOAT DECK:ボートデッキ。救命艇および救命用具を収納するデッキ。
-BOAT STATIONS:ボートステーション。
 乗客ごとに指定された、避難訓練時または緊急時に救命艇を下ろす場所。
-BOW:船首。船体の前方。
-BRIDGE:ブリッジ(操舵室)。船体前方の高所に設けられた操船の指揮を執る場所。
-BULKHEAD:隔壁。船内の区画を仕切る壁またはパーティション。
-CHART:航海図。航海に使用する海図。
-DEBARK/DISEMBARK:下船すること。
-DECK:デッキ。船の床部分。
-DOCK:ドック。ボートまたは客船の桟橋または埠頭。
-DRAFT:喫水。船底から水面までの距離。
-EMBARK:乗船すること。
-FUNNEL:ファンネル。船の煙突。
-GANGWAY:船と桟橋を結ぶ可動式連絡橋
 船員仲間をギャングと呼称したことから、船への出入りタラップの意に転じました。
-GALLEY:ギャレー。船の厨房。
-HULL:船体または船殻。
-KNOT:ノット。1時間に 海里進む速さ。
 1海里は6,080フィート(1,852メートル)。1ランドマイルは5,280フィート。
-LEEWARD:風下。風が吹いていく方向。
-LOG/LOGBOOK:航海日誌。船の速度、進んだ距離、業務を記録する日誌。
-PIER:桟橋。客船を停泊させるために、陸域部から十分な水深のある水上へ向けて作られた構造物。
-PILOT:パイロット(水先案内人)。操舵が困難な主に内海で、
 その水域に精通した地元の船舶が同行し、船長の補助を行なう資格者。
-PORT:左舷。船首に向かって左側。
-QUARTERS:乗員および航海士の居住区。
-STARBOARD:右舷。船首に向かって右側。
-STERN:船尾。船体の後方。
-SWELL:うねり。波長の長い大きな波。
-WINDWARD:風上。風が吹いてくる方向。

にっぽん丸の商船三井クルーズ
世界に誇るラグジュアリー客船が誕生!

日本から世界に誇るラグジュアリー客船が誕生!

にっぽん丸の商船三井は、新たなクルーズブランド名を「MITSUI OCEAN CRUISES」とすることを発表。
2024年12月就航予定の第1弾の客船は「MITSUI OCEAN FUJI」に決定。
2025年4月発の世界一周クルーズも発表しました。

新客船はアメリカのクルーズ会社 シーボーンクルーズから、「シーボーンオデッセイ」を購入。
「シーボーン・オデッセイ」はベランダ付オールスイートを基本とする、ウルトララグジュアリークラスの最高級船。

船名の「MITSUI OCEAN FUJI」は、2012年に引退した「ふじ丸」の名を継承するものになり、
当面はにっぽん丸との2隻体制で運航。
約1年間は外国籍として、その後日本籍に移行する計画。

全客室をスイート客室とし、カテゴリーは7種類。
フルサービスのダイニングが2カ所、ビュッフェが2カ所。船尾のマリーナカフェも予定。

乗客は国内だけでなく台湾や香港、シンガポールなど海外の乗客も対象とする。
商船三井は「インバウンド客で全体の25~30パーセントが目標。
ラグジュアリーブランドとして日本とアジアのお客さまに『上質な日本』を感じるクルーズ体験の提供を目指す」
としました。

来年12月の就航後は各地で2~3泊のショートクルーズを展開。
2025年4月12日からは100日間の世界一周クルーズを実施します。

そして新たに2027年以降、就航させる新造船2隻についても「MITSUI OCEAN CRUISES」の船隊に加わります。

MITSUI OCEAN FUJI(ミツイ・オーシャン・フジ)

船 名ミツイ・オーシャン・フジクルーズ会社商船三井クルーズ
総トン数32,477トン全 長198.15メートル
全 幅25.6メートル客室数229室
乗客定員458名レストラン数4施設

<世界一周クルーズ 概要>
– 日程・期間 :2025年4月12日(土) ~ 7月20日(日) 100日間
– 出港地・下船地 :横浜(日本)
– 寄港地 :16か国、24港
日本を2025年4月12日に出発し、100日間で16か国、24港に寄港する王道コースの世界一周。

 商船三井クルーズ プレスリリース MITSUI OCEAN FUJI 商船三井クルーズ プレスリリース MITSUI OCEAN FUJI