オーシャニア・リビエラ 船内レポート

オーシャニアクルーズ Oクラス 日本初寄港
10年以上前からオーシャニアクルーズでは、Rクラス(30,000トン)が日本発着がありましたが、
遂にオーシャニアクルーズのOクラス(66,000トン)が初めて日本に寄港しました。

3/09 仁川(韓国)を出航して、韓国・日本を周遊。
3/16-17に神戸に停泊後、3/19横浜入港、3/20下船する12日間のコース。

この日は3月の中旬なのに20℃を越え春爛漫。

神戸ポートターミナルでは、大型船のダイヤモンド・プリンセス、MSCベリッシマの時は、
かなりの人でごった返しますが、オーシャニアでは混雑は一切ありません。

神戸市がポートターミナルから南京町(中心街)まで無料シャトルバスを運行。
大型船の場合、無料シャトルバス乗車になりの大行列になりますが、
オーシャニアでの乗客は下船後、並ぶことなくスムーズにシャトルバスに。

そもそも大型船の場合、下船するだけもかなりの時間がかかり、
好きな時に降りるというのが難しく、到着後に何時間も経ってから。
やっと下船できたと思ったら、シャトルバスに乗るのにも一苦労。

今回、神戸では寄港・停泊で出航地ではなく、チェックインはありませんが、
どこの出航地でもチェックイン時、行列に並ぶことはまずありません。

シップデータ
船 名オーシャニア・リビエラクルーズ会社オーシャニア・クルーズ
総トン数66,000トン全 長238メートル
全 幅32メートル就 航2012年
乗客定員1,250名乗組員数800名

オーシャニア・リビエラ 船内へ
2022年12月、全改装を終えているだけあって新造船そのもの。
普通はキャビン(客室)、廊下でも細かい所を見たら、スーツケースの擦り傷がありますが、
今回は全く見なかった位、何処を見ても全てピッカピカです。

<オーシャニアの食事>
オーシャニアの食事は、食材にお金をかけているのがすぐに分かります。

メインダイニングはフリーシーティング。
ラグジュアリークラス以外は、クルーズ中はテーブルが決まっています。
1、2回目の2回転制で、予約時にリクエストができます。
寄港地で帰りが遅くなった場合など、バタバタしてしまいます。

プレミアムクラス客船では、フリーシーティングを選択できる客船もありますが、
乗客が多い為、人気のある18:30~19:30は、テーブルが空くまで待つこともあります。

オーシャニアクルーズでは、その日の気分、体調、お腹のすき具合で、
フリーシーティングなので好きな時に行くことができます。

カジュアル船の場合、2名テーブルが数に限りがあり、相席の場合があります。
気の合う方だったらよいのですが。
せっかくのクルーズ。
なんで気を遣い、我慢をしないといけないのでしょうか。

オーシャニアクルーズでは2名テーブルがふんだんあり、相席はあり得ません。
人気のある18:30~19:30でも待つことは皆無です。

そして嬉しいのは、フォーマルがありません。
カントリーカジュアルスタイルで、堅苦しくないのです。
客層が良いので、船会社でフォーマルを指定しなくても、
皆さんお洒落なので、雰囲気を壊すようなことはありません。

<無料のスペシャリティレストラン>
ラグジュアリークラス以外は、通常、別途有料でスペシャリティレストランが利用できますが、
オーシャニアクルーズでは、スペシャリティレストランが無料で含まれます。

オーシャニア・リビエラでは4つのスペシャリティレストランがあります。
・トスカーナ:イタリアン
・ポログリル:ステーキ&シーフード
・ジャックス:フレンチ 
・レッドジンジャー:アジアン

フレンチレストランのジャックスは、
シャルルドゴール大統領の専属シェフを務めたスターシェフ、
ジャック ぺパン氏が監修するレストラン。

以前より、この方は本当に著名人か疑問でした。
バルセロナのホテルでテレビを見ていたら、なんとジャック ぺパンの特集が放映されており、
本当に有名な方なんだと納得しました。

4つのうち、私が一番すきなスペシャリティレストランは、レッドジンジャー。
クルーズ中盤になるとアジア料理が恋しくなります。
ここでは、日本、タイ、ベトナム、韓国、中華を用意。
中でも銀むつの西京焼き。脂がのっていて絶品なのです。

上記以外のレストランは、テラスカフェ(ビュッフェ)。
ここでは毎晩、お寿司、ロブスターなどの食材が並びます。

そしてプール横の「ウェイブズグリル」では、搾りたてのジュース、スムージー、
和牛ハンバーガー、本場ホットドック、焼き立てピザ。

24時間ルームサービスも無料でご利用いただけます。

<キャビン(客室)>
今回、コンシェルジェレベル・ベランダAとペントハウス・スイートを見学させていただきました。
キャビン内も改装していますので、新造船そのものの綺麗さです。

コンシェルジェレベル・ベランダA(26㎡)(26㎡)
バスルームは改装前までは、バスタブとシャワーブースがセパレートだったのですが、
バスタブを無くし、シャワールームを広くとってます。
レインシャワー、ハンドシャワーがあり、広々となりました。

バスルームにはふっかふかタオルが存分に用意されています。

日本人の方は、バスタブの要望があり、
上級スイートとベランダA4、B4の一部にバスタブが備え付けてます。
数少ないのでご予約はお早めに!

コンシェルジェレベル・ベランダA以上での主なサービス
– コンシェルジュ ラウンジでは、専任コンシェルジュを配し、
 ソフトドリンクやコーヒー、スナックを終日お楽しみいただけます。
– アクアマール スパテラスの無制限のご利用

ペントハウス・スイート(39㎡)
ベランダキャビンより一回り広くなります。
このスイートよりウォークインクローゼットが設置。

さらにペントハウス・スイート以上でのサービス
– プライベート エグゼクティブラウンジ アクセス
– バトラーサービス

バスタブが少なくなりましたが、ジャグジー、スチームサウナ、ドライサウナがあります。
オーシャニアのサウナは素晴らしいのです。
ロッカーにはガウン、サンダルが用意されていて、サウナも広々とした贅沢な造り。
いつ行っても空いています。(サウナはRクラスにはございません)

<リビエラを乗船して>
船内に入ってみて、乗客に殆ど会うことがない程少なかったです。

今回のリビエラでのアジアコースは完売続出。
この後2本の日本発着クルーズもかなりの人気で、なかなか予約ができない状況です。

オーシャニア乗客層は60~70代が多く、北米(アメリカ、カナダ)が殆どということですが、
今回のコースではアジア人が多いのが目立ちました。
皆さんマナーがよく、ゆったりとクルーズを楽しんでいらっしゃいます。

喫煙室でご一緒した70代タイ・バンコクからご夫婦で乗船されている男性。
「明日の昼に本場の和牛が食べたいのですがご存じないですか?」

私は神戸は全然分からなく、ホテルオークラ神戸が近いし間違いないので、
鉄板焼きレストランをスマホで詳細を見せました。
すると、「う~ん。すき焼きが食べたい」との事。

船内見学でご一緒した初対面である神戸在住の方に、
おすすめのすき焼きの店を教えていただきました。
三宮の肉料理専門店で、お昼のコースで2つコースがあり¥8,000-、¥10,000-。

その方に言うと、迷わず¥10,000-のコースで個室料別を予約。
「安いけど大丈夫ですか?」と。

ご満足いただけるかと心配でしたが、大丈夫だと信じます。

その神戸在住の方というのが、ラジオ局のアナウンサー。
月~木曜日の毎朝7時~10時を42年続けていおり、関西の朝の顔。
今日から毎朝聴くのを日課にしています。

クルーズは人との出会いが面白いのです!!

一押しのオーシャニア・クルーズ
オーシャニア・クルーズには全8隻ありそれぞれ違いがあります。

Aクラス 66,000トン 
・オーシャニア・アリューラ(2025年6月デビュー)
・オーシャニア・ヴィスタ

Oクラス 66,000トン
・オーシャニア・リビエラ
・オーシャニア・マリーナ

Rクラス 30,000トン
・オーシャニア・レガッタ
・オーシャニア・ノーティカ
・オーシャニア・インシグニア
・オーシャニア・シレーナ

どうしても新しい客船が脚光を浴びますが、
オーシャニアの良さは小型船(Rクラス)にあると思います。

クルーズ船は、大なり小なり設備が同じように備えています。
それを何人で使うかということになるので、小型船の方が乗客が少ない為、
船内では混雑とは無縁で、寄港地でも、すぐに下船することができ、
大型船のように降りるのに何時間も並ぶことはありません。

クルー、乗客と接する機会も増えます。
クルーに名前で呼んでいただける程、親密になりますが、
レベルが高いので自然な対応・サービスなので、一切ストレスは感じません。

客層が良いのも重要です。
乗客同士も気分よく過ごすことができます。

肝心の金額ですが、小型船になるほど比例して高額になりますが、
オーシャニアは、そこまで高くありません。

私が一番おすすめするオーシャニアクルーズ。
次のご旅行にご検討ください。

2024~2025年 オーシャニア・リビエラ 日本発着クルーズ
・2024年 3月20日(水)-4月01日(月)横浜~横浜 12泊13日
・2024年 4月01日(月)-13日(土)横浜~横浜 12泊13日
・2025年 4月01日(火)-13日(日)東京~東京 12泊13日
・2025年 4月13日(日)-25日(金)東京~東京 12泊13日
・2025年 5月08日(木)-22日(木)神戸~東京 14泊15日
※2025年5/08発のみ オーシャニア・レガッタ(Rクラス)運航
クルーズ代金:お一人様:USD4,499-~

オーシャニア・リビエラ 日本発着クルーズ 2024-2025年

カーニバル・ラディアンス乗船記② ~誰もが気軽に楽しめるFUNシップ~   

賑やかな週末ショートクルーズ
乗船2日目。
目覚ましを06:30にセット。
目覚ましが鳴ってもまだ真夜中。
内側客室は電気を消したらずっと真夜中。全く時間が分からず、体内時計が狂います。

昨夜は23時就寝。
夜中1時と3時半に2回起こされました。
ノックの音で「ハウスキーピング」の声。
向かいのキャビンの方がビールか何かを注文。

3時半に起こされたので、タバコを吸いにデッキへ。
この時間でもバーでは30人以上が大盛り上がりには驚きました。
カジュアルの週末ショートクルーズなので、とことん楽しむ方が多く24時間賑わいます。

エレベーターホール近くはキャビンはおすすめしません。
夜中にエレベーターホールでは立ち飲みの方が盛り上がって長時間にわたり賑やか。

ただ残念なことに「フー!}はよく聞くけど、「ヒィーハー!」は、まだ一回も聞いていない。
本物の「ヒィーハー!」を聞きたい。

2日目は終日クルージング。
船内でゆっくりできるので私は好きです。

朝食後、旅の楽しみであるジョギング、サウナでの読書。
フィットネスセンターのランニングが船首にあるので、大海原望みながらのランニング。

その後、ドライサウナへ。
無料で利用することができ、男女共用。
いつも空いていて快適にサウナ・読書を楽しみました。

無料エリア以外に有料で「クラウド9」があり、スパ&サロン設備充実。

船内を散策します。10万トンクラスで3泊は全てをまわりきれません。

別途有料のスペシャリティ・レストランは、
・クチーナ・デル・カピターノ(イタリアン)は、別途$19のカバーチャージ。
・ボンサイ寿司(寿司バー)は、アラカルト。人気でいつも混んでいます。
3日ぶりのメキシコ・エンセナーダ
乗船3日目 
3日前にオーシャニア・ヴィスタと同じ場所で寄港。
エンセナーダは、23℃位の気温でカラッと晴れて心地良い。

前回は木曜日で今回は日曜日。
メイン通りはクルーズ乗客だけでなく、地元の方、観光客でさらに人が賑わっています。

メイン通りの奥に進んだらバーが増え満席の賑わい、
日曜日の午前中からかなりのお酒の量、完全に出来上がっています。 

いたるところのバーで「ピィー!ピィー!ピィー!」」と笛の音。
バーでアメフトの中継があったので、試合の観戦で盛り上がったいるのかと。

何をしているのかと見たら、テキーラをショットで一気飲みしながら、
小学校の運動会での組体操そのもので、笛の合図でポーズをとる。
卑猥でハレンチ。ここでは言えない、写真を撮るのはもってのほか。
面白すぎる!誰もが真剣にふざけてる。
人生を楽しんでいます。

平日とは全く違う光景がありました。

船内に戻り、ランチは最後にもう一度食べたかったチーズバーガーとビッグチキン。

ディナーはメインダイニングへ。
カーニバルクルーズの食事は、よく頑張っている感があります。
ファストフードも多数種類があり、ビュッフェも美味しく、メインダイニングも予想以上に満足しました。

カーニバルを13年ぶりに乗船しました。
その頃はまだクルーズを始めたばかりで、違いは分かっていても実際に乗船してみないと、
客層、雰囲気、クルーのサービス、料理など分かりません。

当時はもっと賑やかで何でもありの感があり、
どこでも飲み干したビール瓶、ビュッフェの皿が置いていたりしましたが、
今回も賑やかですが、そこまで何でもあり感はなくなっています。
前回と比べマナーが良くなったような気がします。
それも週末ショートクルーズなので、通常のクルーズは違うとは思います。

この値段でこれだけ楽しめるのは素晴らしい。
また気軽に気楽に乗りたいクルーズです。
このクルーズはドリンクパッケージは必須です。

心残りは、本物の「ヒィーハー!」は一度も聞けませんでした。
最後の夜にアトリウムで盛り上がっている時、それなら私がやってやると、
勇気を振り絞り「ヒィー」と言ったとたん周りの視線が。
恥ずかしくすぐにその場から逃げ、「ハー!」までは言えませんでした。
その夜は、まだまだ中途半端な自分に少し落ち込みました。


下船後、ロサンゼルス空港ホテルへ
早朝、暗いうちにロングビーチに入港。
キャビンは8時まで利用することができ、朝9時に下船。
通常、下船前日に荷物を部屋の前に置いて、運んでいただきますが、
ショートクルーズで荷物が少ないので自分で運ぶ人が殆どです。

帰国便は翌日の朝便。ロサンゼルス空港近くホテルを予約しています。
Uberでホテルへ約30分。

ソネスタ ロサンゼルス エアポート(旧クラウンプラザ)
チェックイン16:00からの案内でしたが、12:00にはチェックインできました。

部屋はデラックス 2ダブルベッド(25㎡)
25㎡となってますがもっと広く感じ、バスルームも広くバスタブもあり。
年季が入ったホテルですが、フィットネスジム、プールの施設が快適に過ごすことができました。
ただ部屋のエアコンを付けたら宇宙船のような轟音。

ロサンゼルス空港までシャトルで約10分。
徒歩5分にスーパー。徒歩15分にデニーズ(ファミリーレストラン)、カールスJr.(ハンバーガー)。
空港からの道沿いには、ヒルトン、シェラトン、ハイアット、マリオットなど、
ホテルが立ち並び、この周辺ではどこも空港までの無料シャトルバスがあります。
どこも同じような値段で、周辺のホテルを入って見比べましたが、ヒルトンが良い雰囲気。

夕食はファストフードのカールスJr.(ハンバーガー)でセットで
@¥2,500~¥3,000位はするのでデニーズへ。
コーヒーとサンドウィッチでチップ込みで最低でも@¥3,500~します。
最低限の食事でこの物価での普通の旅行1週間はなかなか厳しいです。

ロサンゼルス空港から帰国

帰国便のフライトスケジュール
AA027 ロサンゼルス09:35/羽田15:05+1
AA8457 羽田17:30/伊丹18:40 

早朝6:00にホテルをシャトルバスで出発。
チェックインをしてロサンゼルス空港から12時間半空の旅。

ロサンゼルスの時差は日本が17時間進んでいますが、全く時差ボケがなかったです。
私は東向きの飛行機に乗ったら、時差ボケが酷く、起きたら夕方だったのは1度ではありません。

日本からアメリカ方面へ、ヨーロッパから日本へは、時差ボケで10日間以上なかなか寝れなく、
逆方向の西向きは殆ど影響ありません。
今回、出発前日に体調が悪く18:00に寝たのが良かったのかも。

また、今回サマータイムの終了を始めて体験しました。
アメリカでは3/12からサマータイムが始まり11/05まで、カーニバルに乗っている時でした。
大々的に告知するのかと思ったら、船内新聞の片隅に小さく書いていただけ。
1時間時間を戻すので得した気分。
皆さん普通で、こんなにあっけないものかと。

アメリカの空港内ではタバコが吸えないのが常識。
ターミナルに入る前に13時間はタバコが吸えなくなるので、喫煙エリアでしっかり喫煙。

ターミナルに入りゲートへ向かう途中、タバコの標識が。
どうせターミナルの外なんだろう標識通りに進んでいったら、目の前に喫煙エリアがありました。
世紀の大発見!

予定通り羽田空港到着。
乗り継いで大阪へ帰ります。

何か食べたいと第一ターミナルB1へ。
「ラーメン 天鳳」初めて行く店でこれぞ町中華。
迷わず一押しの「天鳳麺」と半チャーハンセットを注文。
普段はビールは飲みませんが思わずビールも。

今回の旅で間違いなく一番美味しかった。

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カーニバル・ラディアンス乗船記① ~ロサンゼルス週末クルーズへ~

カーニバルクルーズに週末ショートクルーズに乗船
オーシャニア・ヴィスタをロサンゼルス・サンペドロ港を朝9時に下船。
そのまま帰国する予定でしたが、下船するのが金曜日。
カーニバルクルーズがロサンゼルス・ロングビーチ港から3泊のショートクルーズがある!
それならばと、すぐに予約しました。

サンペドロからロングビーチまでUberで約15分。
ロングビーチはカーニバル・クルーズ・ライン専用のターミナル。
ドームの中でチェックイン、乗船まで待ちます。

週末ショートクルーズは3泊4日で、週末の金曜日に乗船して月曜日の朝に下船。
コース
1(金) ロングビーチ(ロサンゼルス) 17:00
2(土) ~終日クルージング~
3(日) エンセナーダ(メキシコ) 08:00/17:00
4(月) ロングビーチ(ロサンゼルス) 07:00

カーニバルクルーズは、今から13年前の2010年。3泊の週末ショートクルーズに乗船しました。
全く同じコースに乗船します。

カーニバル・クルーズ・ラインのコンセプトは「FUNシップ」。
クルーズ代金をお手軽に設定し、誰もが気軽に乗れるクルーズ。

カーニバル・クルーズ・ラインが
クルーズは一部のお金持ちしか乗れない敷居の高いイメージから、
誰でも乗れて楽しめる、お手軽なレジャーを実践し、
アメリカ、そして世界のクルーズ人口が爆発的に増えたといってもいい程です。

初めて乗船した時には、驚くことばかりでした。
週末ショートクルーズで普段と客層が違うのだと思いますが、自由そのもの。

乗船後、皆さんすぐに、とにかくビール、ワイン、カクテルを飲みまくり。
こんな所までと、いつでもどこでも歩きながらでも、エレベーターの中でも。

当時は避難訓練をプールデッキで大人数で行っており、
クルーがいくら注意しても、ビールを飲み、唐揚げを食べ続け、プールに飛び込む人まで。
コントそのもので、グダグダの状態で訓練になりません。
見ているだけで楽しい。これぞFUNシップ!

とにかく賑やかで、いたるところで「フー!」の連発。
「フー!」よりも多く聞いたのが、「ヒィーハー!」。
初めて聞き、本当に言うんだと、感動しました。
それも数回程度ではなく、早朝から夜中まで「ヒィーハー!」
1日100回以上×3泊「ヒィーハー!」を聞き堪能しました。

今回も本物の「ヒィーハー!」が聞きたい。
できれば私も「ヒィーハー!」と叫んでみたい。

ファストフードが美味しい!
カーニバル・ラディアンス
総トン数:101,509トン 全長:272m 幅:35m
乗客定員:2,984人 乗組員数:1,108人 就航:2000年(2020年改装)

ターミナルから桟橋を抜け船内へ。
普段着での気軽な週末旅行。

乗客は多国籍。
夫婦、ファミリー、男性同士、女性同士、グループ、社内旅行など、千差万別。

船内に一歩入るとアトリウムで大音量での大盛り上がり。
まだ昼前の11時なのに既に完全に出来上がっています。

人が多く人口密度が高く、つい先ほどまでのオーシャニアクルーズの静けさとは全く別世界。

ビュッフェレストランがオープン。
ハンバーガーショップも開いていて、チーズハンバーガーを注文。
美味しい!
高カロリー、高コレステロール、高塩分のハンバーガーは美味しさのレベルが違います!

乗客は日本では見たことがない程、横に大きな人が驚くほど多い。
いつでも食べているイメージがありますが、残すのを多く見ます。

一口食べたら残して、そのまま出ていく。ひどい人は一口も食べない人も。
美味しくないからではなく、どれだけ食べてもクルーズ代金込みで、
いくら注文しても値段は一緒なので、そのような行動をするのだと思います。
残す人ほど、横に大きい方が圧倒的に多い印象で、なぜそうなるのか理解できたような気がします。

船内のレストランは、メインダイニング、ビュッフェ以外にも多数あります。
以前までカーニバル・クルーズは、スペシャリティ・レストランがなく、
全てクルーズ代金に含まれてましたが、数年前からスペシャリティ・レストランを設定。
有料レストラン
・ステーキハウス
・イタリアン
・寿司バー
・シーフード(ビュッフェの一角での有料サービス)

追加料金なしのフードショップ
・ハンバーガー
・サンドイッチ
・ピザ(24時間)
・バーベキュー(終日クルージングのみ)
・ビッグチキン…いつでも行列ができ、見るからにおいしそうなフライドチキン。
 テレビを付けたら、カーニバル専門チャンネルがあり、ビッグチキンCMの垂れ流し。
 そこに出ていたのが、NBA殿堂入りで数日前に行ったレイカーズアリーナに銅像があった、
 NBAスーパースターのシャキール・オニール。
 ビッグチキンを共同経営しており、カーニバルのチーフ・ファンオフィサー。

また横に大きな方が美味しそうに食べるのです。
これをみたら並ばずにはいられない。

これも美味しい!
カロリー、コレステロール、塩分度外視のジャンクフードは美味しさのレベルが違いました。
一口で残す横に大きな方が多数いましたが。
 

内側キャビン
今回の目的はオーシャニア・ヴィスタ乗船。
カーニバルのこのコースは2度目ということもあり、今回は一番安い内側キャビンを取りました。

内側は仕事(添乗)で2回泊まったことがあります。
少しでも外の光があれば、体感で時間が分かるのですが、電気を消したら真っ暗闇。
初めて泊まった時、起きたら夕方4時だった経験があります。

狭い内側で、まだ一人で泊まるならいいのですが、
ひとそれぞれの価値観といえば終わりですが、
家族以外の複数での内側は、大事な旅行がもったいないと思ってしまいます。

バルコニーではガラス戸を開けたら、海風が心地よく部屋内を換気できますが、
内側は換気をしているとはいえ、トイレに行くのも気を使います。
何よりベッドで横になる以外、居場所がありません。

内側のお客さんがよく言うのは、「寝るだけだから」、「船内を楽しみたいから」。
せっかくクルーズを乗船するなら、せめて外の状況が分かる部屋で船内を楽しんだ方が。
内側3回いくよりバルコニー1回の方が、よりクルーズを楽しめる価値があると思います。

カーニバルのキャビンはクルーズでも広いのが特徴。
以前は、バーターで試供品のカミソリ、シャンプー、石鹸など、
ごちゃごちゃたくさん置いていましたが、無駄なものを一切なくし極限まで排除。
スッキリしていてこの方が好きです。

スタンダード内側客室(17-18㎡)
冷蔵庫、セフティーボックス完備。
他船でシャワーブースが極端に狭いものがありますが、内側でも十分なスペースがあります。

メインダイニングでのディナー
ロサンゼルス ロングビーチ17:00出航
夕食はメインダイニングへ。

予約時にダインイングテーブルを選択します。
ファースト18:00~ セカンド20:15~ ユアタイム 3つの中から選ぶことができます。
ユアタイムで予約をしているので、好きな時間に行くことができます。

これまでと違う点はスマートフォンにカーニバルアプリを入れ、予約を入れます。
カーニバルアプリは船内でダウンロードができ、船内サービスは無料で使うことができます。
ダイニング、寄港地観光、スパなどの予約。
また船内イベントのスケジュールなどを見ることができます。

スマートフォンで予約したら、10分後にダイニングへ来てください。との表示。
テーブル番号も表示され、ダイニング受付でスマホを提示でウェイターがテーブルへ案内。

メニューもスマホから見てオーダー。
メニューは入り口に掲示し、実際のメニューは言ったらいただけるかもしれませんが、
ウェイターは忙しいので言えない雰囲気です。

メニューは2品+デザート1品が無料で、3品目から1品:$5になります。
食後のコーヒーも有料。
以前は制限はなかったのですが、あまりにも無謀な注文をした方が多かったのだと推測。

中華料理がありオーダー。北京ダック、エビ焼きそば。
美味しくいただきました。

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新造船 オーシャニア・ヴィスタ乗船 ~客室の違い~

オーシャニア・ヴィスタ 客室の違い
今回宿泊したキャビンはコンシェルジュ・ベランダA(27㎡)。
それ以外にもキャビン内を見学させていただきました。

内側客室、海側客室をなくし、ボトムがフレンチバルコニー。
そしてシングル(一人部屋)を新たに設定しました。

今までのオーシャニアの客船は、スタンダードキャビンでも、
バスタブとシャワーブースが分かれて設置されていましたが、
バスタブをなくし、広くなったレインフォレストシャワーになります。
オーシャニア・スイート以上にバスタブが設置されます。

ヴィスタ以外の客船も上級スイート以外、バスタブをなくし大型シャワーを導入します。

オーシャニア・ヴィスタのキャビンカテゴリー
・B フレンチベランダ
・B ベランダステートルーム
・A コンシェルジュ レベル ソロ ベランダ(シングル)
・A コンシェルジュ レベル ベランダ
・PH ペントハウス スイート
・OC オーシャニア スイート
・VS ヴィスタ スイート
・OS オーナーズ スイート

オーシャニア・ヴィスタ デッキプラン オーシャニア・ヴィスタ デッキプラン

【B フレンチベランダ】
ボトムがフレンチバルコニーキャビン(22㎡)。
デッキ7 中央

【B ベランダ ステートルーム】
デッキ7・8階 27㎡
階層、位置によりB1~B4までカテゴリーが分かれ代金が変わります。

ベランダBまで客室の特徴
-冷蔵庫のソフトドリンク、水、炭酸水無料 毎日補充
-チーク材を使った専用のベランダ
-ブルガリのアメニティ
-24時間ルームサービス
-1日2回のメイドサービス
-ターンダウンサービス時にベルギーチョコレートをご用意
-ライティングデスクと文房具
-柔らかなコットン タオル
-厚手のコットンバスローブとスリッパ
-ヘアドライヤー
-セフティーボックス

【A コンシェルジュ レベル ベランダ】
デッキ9・10・11・12 27㎡
階層、位置によりA1~A4までカテゴリーが分かれ代金が変わります。

よく聞かれるのがAとBの違いです。
部屋の造り、広さは同じですが、階層、位置が違い、部屋の特典も。
上記ベランダステートBに加え以下のサービスが付きます。

-ランチおよびディナー時にグランド ダイニングルームのメニューのルームサービス
-ランドリーサービス 1室期間中3バッグまで
-正午の優先乗船
-コンシェルジュ ラウンジでは、専任コンシェルジュを配し、
 ソフトドリンクやコーヒー、スナックが終日お楽しみいただけます。
-ウェルカム シャンペン1本
-専門レストランの優先オンライン予約
-アクアマール スパテラスの無制限のご利用
-iPad®の貸出
-オーシャニアクルーズのロゴ入りトートバッグ
-ベランダでのカシミアのひざ掛け
-ご乗船時にアイロンがけサービス
-靴磨きサービス

【A コンシェルジュ レベル ソロ ベランダ】
1名部屋 シングルキャビン 25㎡ デッキ9 後尾

通常1名乗船の場合、2名の部屋で1名を占有するので、基本に200%(例外あり)ですが、
シングルキャビンの場合、それほどのアップにはなりません。
6キャビンしかないのでご予約はお早目に。

【PH ペントハウス スイート】
デッキ7・10・11 41㎡
位置によりPH1~PH3までカテゴリーが分かれ代金が変わります。

上記コンシェルジュ レベル ベランダに加え以下のサービスが付きます。
-プライベート エグゼクティブラウンジ アクセス
-バトラーサービス

【OC オーシャニア スイート】
デッキ11・12 89-109㎡ バスタブ

上記ペントハウス スイート加え以下のサービスが付きます。
-優先手荷物配送
-スイート内のプレミアムスピリッツとワインボトル6本を無料
-フルーツバスケット毎日補充
-乗船日のオーナーズ スイートでのプライベートランチ
-新聞の選択

【VS ヴィスタ スイート】
デッキ8・9・10 89-109㎡

【OS オーナーズ スイート】
デッキ8・9・10 223㎡

オーシャニア・クルーズ 専用ページへ


新造船 オーシャニア・ヴィスタ乗船 ~私がオーシャニアをおすすめする訳~

オーシャニア・クルーズ11年ぶりの新造船に乗船
フェアモントセンチュリープラザ・ロサンゼルスに2泊した後、
サンペドロ クルーズセンターまでへバスで約30分。

今年春にデビューしたばかりの客船「オーシャニア・ヴィスタ」と初対面。
今から乗船するクルーズを目の前にした時の高揚感。
すぐ隣には、クラウン・プリンセスが停泊。

今回のクルーズは、オーシャニア販売代理店のお披露目クルーズで、
ロサンゼルス発着で2泊。メキシコ・エンセナーダに寄港するコース。

チェックインの際、「ESTA(アメリカ電子渡航認証システム)を提示してください」と、
初めて言われました。

空港カウンター、ホテルも認証したら、オンラインで分かりますので、
その証明を提示することはありませんでした。
コロナ後に変わったのか、オンライン確認できなかったのか。
今回クルーズのチェックインでは求められました。

また、日本語ではなく英語での証明を求められたので、
アメリカでクルーズに乗船する場合、ESTA英文証明をプリントして
ご持参することをお勧めいたします。

オーシャニアクルーズをおすすめする理由
オーシャニア・ヴィスタ 
総トン数:67,000トン 全長:251m 全幅:32m 
乗客定員:1,200名 乗組員数:800名 就航:2023年

今年春にデビューのオーシャニア11年ぶりの新造船。
Oクラス(リビエラ、マリーナ)と同じ大きさの姉妹船。

違うのは船内の色使いが白を基調としたスタイリッシュなデザイン。
高級感が漂い、よりラグジュアリーに近づいた感があります。

内側、海側客室を排除し、全てのキャビンがベランダ付き。(一部フレンチバルコニー)

オーシャニア・クルーズおすすめポイント
食事 メインダイニング
フリーシーティング。
営業時間18:00~21:30であれば、お好きな時間に行くことができます。

2名テーブルも多数用意され、満席で待つといったことも殆どありません。
食事は日替わりで数多くのメニューがあります。

そして私が好きなところはドレスコードなし。カントリーカジュアルスタイル。
荷物になるし、堅苦しいのでスーツ、革靴は苦手です。 

ドレスコードがないといっても、皆さんお洒落を楽しんでいて、
雰囲気を壊すようなことはありません。

食事 ビュッフェ
食材に予算をかけているのがすぐに分かります。
毎晩、ロブスター、なんちゃって寿司ではない、ネタが良い寿司が並びます。

他船の場合、自分で取るので料理がグジャグジャで食欲減退することも。
オーシャニアは自身でとるのではなく、全てサーブしていただけるので、
綺麗なまま取り分けていただけるので、料理が美味しく感じます。

キャビン 客室
標準のベランダ客室でも27㎡。
キャビンも明るい色を使っているので圧迫感はなく高級感があります。

バスラブをなくした分、バスルームも広くなり、収納が増えました。
またタオル類もふっかふっかで、これでもかレベルにたくさん置いています。
1日2回清掃に入るのでいつでも綺麗な状態が続きます。

今回宿泊したキャビンはコンシェルジュ・ベランダA(27㎡)

飲み物 ソフトドリンク無料 レストランではアルコール無料
新たな特典でランチ、ディナー時はレストランでアルコールも含め無料。

どこのレストラン、バーでも、そしてキャビン内の冷蔵庫もアルコール以外はフリー。
数日経てば好みを分かっていただき、多めに入れていただけ、
ミネラルウォーターも切れることなくふんだんに用意。

ジムでの冷蔵庫にはスポーツドリンク。
サウナ上がりでは氷とソフトドリンクが用意。

コンシェルジュAでは、コンシェルジュラウンジが利用できます。
ソフトドリンク、軽食のサービス、プリンター、コピー機など設置。

各フロアで無料のセルフランドリーがあります。(洗剤完備)
これも嬉しいサービスです。
有料になりますが、ドライクリーニング、ランドリーサービスもあります。

クルーのサービスレベルの高さ
オーシャニアのクルーはよくここまでトレーニングを積んでいると感心します。
鼻歌を歌い、おしゃべりに興じているクルーは見かけません。

乗客定員:1,200名に対して乗組員数:800名。1.5の割合。
レストランでもこちらが言う前に、ウェイターが先に気づいてサービスしていただけます。
レストラン以外でも全てがそうなのです。

コロナ後はクルーの入れ替わりもあり、
おもてなしの高さを感じることは少なくなりましたが、今は立て直しの時期。
今後の感動するおもてなしを期待します。

寄港地での無料シャトルサービス
船会社のエクスカーション(寄港地観光)は、
団体行動なのでもっと見たいと思っても付いていくしかなく、
英語ガイドが乗客と盛り上がっている話が分からなく行きたくありません。

オーシャニアは殆どの寄港地で港から街の中心などへ無料のシャトルバスを運行します。
これがあるとないのでは全く違います。
他船でもシャトルバスがありますが有料だったりすることもあります。
気軽に何も考えずシャトルを乗って、自分のペースで街を散策してまたシャトルで帰る。
これがクルーズの醍醐味です。

新たな特典でエクスカーションクレジットが全てのコースに付きます。
港から距離のあるコースの予約をおすすめいたします。

客層
これは旅のイメージを左右する重要な要素です。
どのクルーズに乗るかで全く客層が違います。

いい船になれなるほど、乗客との挨拶する機会が増えるように感じます。
それも自然な笑顔で。
「お先にどうぞ」が基本で、エレベーターを降りる人よりも我先に乗る人はいません。

もともと余裕があるからそういう思考になるのか。
人、物事に対して、そういう思考だから、人間的に経済的にレベルが高くなったのか。
私は後者だと信じます。

スペシャリティ・レストラン
メインダイニング、ビュッフェ、プールサイド・レストラン、ルームサービス以外にも
予約制のスペシャリティ・レストランがあります。

無料でクルーズ代金に含まれております。
- トスカーナ(イタリア料理)
- ポロ・グリル(ステーキ&シーフード)
- エンバー(アメリカ創作料理)
- レッド・ジンジャー(日本・タイ・ベトナム料理)

サウナ
私が最も重要視しているのはサウナ。
私の旅の楽しみは、日頃運動しないので、旅に出たら毎日ジョギングをします。
フィットネスジムはどのクルーズもホテルも大差はありませんが、サウナが重要です。

クルーズによっては、サウナの施設があっても、雰囲気が悪い。
人が多すぎて立って並ぶ。係に何度言っても温度が上がらないなど、
期待して行ったら全然ダメだった事も何度もあります。

オーシャニアのサウナは素晴らしい。
ロッカールームから高級感漂い、ロッカー内にはサンダル、ガウン、タオルの用意。
雰囲気も良く、担当の係がいつもいるので、すぐに温度を上げる事ができます。
ドライサウナ、ミストサウナが男女ともにあります。

いつ行っても誰もいなく貸し切り状態。読書し放題。
サウナから上がったら、ギンギンに冷えたコーラゼロを飲む。
至福のひと時。
これをするために日頃どんな辛いことも耐えれます。

奥にコンシェルジュA以上のキャビンの方が利用できる、アクアマール・スパテラスがあり、
専用プール、ジャグジーがあります。

コストパフォーマンスの高さ
ラグジュアリークラスは高額な分、良くて当たり前。
期待値も高くなります。

オーシャニア・クルーズは、他社プレミアムクラスと比べ割高ですが、
もうひと頑張りで乗れるクルーズだと思います。

代金と満足度を考えたら、コストパフォーマンスが高く、
断然オーシャニア・クルーズをおすすめします。

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