コロナで翻弄されたコスタ・セレーナ
2024年 5/04 ゴールデンウイーク 東京~韓国・大山へショートクルーズに乗船しました。
コスタクルーズは年間を通して、ずっと日本発着を運航しており、 日本発着クルーズでは一番本数の多いクルーズ会社でした。 2020年、2021年コロナにより運航することができませんでした。
2022年日本発着クルーズを決定し、コース発表、予約も多数いただきました。 その頃、他の殆どの国では完全開国。完全にコロナは終わっていて、 旅行業界 航空、ホテル、クルーズ各社が史上最高額更新を連発。 その頃、日本は「密です!」 出航ギリギリまで運航予定でしたが、とうとう2022年全てのコース中止を発表。
2023年も日本発着クルーズを早くに決定し、コース発表、予約も多数いただきました。 日本は、まだまだコロナ利権優先なのか、決断できない、煮え切らない態度に愛想を尽かし、 2022年10/24に早々と中止を発表。2023年日本発着クルーズは全て取消決定。
完全に日本を見切り他の国での発着クルーズを運航。 5月ゴールデンウイーク後、完全開国しましたが、時すでに遅し。
コスタクルーズは、日本発着から撤退する形になりました。 今年2024年は数本の旅行会社のチャーターのみとなり、今後も日本発着の予定はありません。
そんな中、コスタ・セレーナは、チャーターの合間のクルーズで、 東京から韓国・大山まで4泊5日のショートクルーズに乗船することができました。
誰でも気軽に乗れるカジュアルクルーズ
コスタクルーズの魅力は何といってもクルーズ代金にあります。
かなりお安い値段設定で、幅広い客層を対象にしています。
小人無料(大人2名同室)というのもファミリー層が多い所以です。
誰もが気軽にお得に楽しむことができるクルーズなのです。
シップデータ
クルーズ会社 コスタクルーズ 船 名 コスタ・セレーナ シップデータ 総トン数:114,500トン 全長:290m 船客定員:3,780名 乗組員数:1,100名 建造年:2007年(2023年改装)
コース
日付 寄港地 入港 出港 1 5/04(土) 東 京 20:00 2 5/05(日) ~終日クルージング~ ― ― 3 5/06(月) 鹿 児 島 08:00 17:00 4 5/07(火) ~終日クルージング~ ― ― 5 5/08(水) 大 山(瑞山/韓国) 08:00
東京国際クルーズターミナルは2020年開業。 「東京国際クルーズターミナル駅」から徒歩すぐ。 そこまで大きくはないので利用しやすいクルーズターミナルです。
チェックインもスムーズで、いざ乗船。 乗客は韓国人、フィリピン人が圧倒的に多い印象です。
イタリア客船で船内に入ると明るく陽気な雰囲気。 クルーは自然で自由奔放。 鼻歌を唄っているクルーもいるので、明るい雰囲気に見えるのだと思います。
コスタの客船は写真で見る限り、ギラギラした色使いは落ち着かなく好みではありませんが、 実際に船内に入ってみたら、そこまでギラギラしていません。 写真選択はコスタ担当者のセンスなのだと思いますが、写真で見るより落ち着いた雰囲気です。
パンテオン アトリウム&バー パンテオン アトリウム&バー リド ソーレ リド ソーレ キャビン(客室)
今回宿泊したのは、バルコニー客室(18.2㎡)
落ち着いた色使い、機能的な造りで収納も十分。
ベッドはツイン(2ベッド)になっており、小さいサイズ。
バルコニー客室 テレビ・セフティーボックス ツインベッド 収納 バスルーム バルコニー キャビンの設備 設備はホテル同様に揃っており、何不自由はありません。
アダプターは、USB、プラグAタイプ(日本)、プラグCタイプ(ヨーロッパ)。 キャビンごとに個別に温度調整ができます。
韓国の乗客が多かった為、韓国テレビが5チャンネル以上あり、
日本はNHKワールド(英語)のみ。これは乗客数によって変わるのかもしれません。
クルーズの喫煙事情 日本での喫煙は日に日に肩身が狭くなっていますが、ヨーロッパでは喫煙者が多くタバコ天国です。 人混みの中でも、くわえタバコが普通にいます。
コスタセレーナでの喫煙スペースは、デッキ10、デッキ5(スモーキングラウンジ)、 そして各キャビンバルコニーに灰皿が設置されています。
以前コスタは、キャビン内に灰皿が置いていましたが、さすがにキャビン内禁煙となりました。 その他、殆どの客船でバルコニーで喫煙できましたが、今はバルコニーでも禁止されています。
湯沸し器 ドライヤー 冷蔵庫 セフティーボックス クローゼット バルコニーには灰皿 コスタはチェックインの際にクルーズカードは渡されず、キャビンに置いています。
船内至る所にクレジットカード登録機があり、 乗船から48時間以内にクレジットカード登録をします。 手続きは簡単で数秒で終わります。
クルーズカードの役割 ①身分証明…パスポートのデータを登録し、乗下船時に必ず必要 ②カードキー…客室の鍵 ③船内クレジットカード…船内のお支払いをクレジットカードと同じ要領でご利用
ベッドの上にクルーズカードが用意 クレジットカード登録機 緊急避難訓練 乗船後24時間以内に避難訓練を行わなければいけません。 以前はどの船会社でも実際に避難訓練が行われ、一人ずつチェックを受けます。 行かなかったら、後から必ず呼び出され避難訓練を行います。
避難訓練といっても、正しいライフジャケット装着の仕方くらい。 すぐに終わりますが、待ち時間が長く疲れます。
今現在、殆どのクルーズ船では、避難訓練をビデオ視聴します。 これで劇的に楽になりましたが、コスタでは今も実際に避難訓練を行っています。
初日メインダイニングでのディナー
乗船初日のディナーはメインダイニングへ。
入り口にはメニューサンプルの展示。 注文したら必ずイメージとかけ離れているものもあり、 当たり外れもあり、それも楽しいのです。
テーブルに着くと、QRコードを使ってメニューを見ることができます。 カジュアル船ではこれがスタンダードになり、極力、労力を省いて、 その分、クルーズ代金に反映させています。 スマホができない場合、メニューを持ってきていただけます。
今回のクルーズでは乗客が少ないので、待つことなく飲み物、料理がでてきました。
他の客船と違うのは、コスタクルーズは、基本的なもの以外は有料になります。 夜食も夜通し営業しており、ハンバーガー、麺類、アイスクリーム、ピザなど。
シアター アイスクリームショップ 夜食コーナー ビビンバ、上海ヌードル 夜食コーナー ハンバーガーを注文 コスタクルーズは夜が遅い。 他の客船では23時には船内静寂に包まれるのに対し、 コスタクルーズでは、23時から夜が始まるといった感じ。
ちなみに私は23時には就寝。
VIDEO
コスタクルーズ 専用サイト