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強風でテンダーボートが安全に運行できない為、
福江島を抜港して、長崎に変更する旨の案内が前日にありました。
朝食はメインダイニング「ザ・レストラン」へ。
3種類のセットメニューから選べます。
・洋食
・中華…中華粥・春巻き・中華パン・玉子炒め
・和食…和定食 鮭・玉子焼き・納豆・梅干し・ひじき煮・焼海苔
別に点心、パン等がウェイターがまわってきます。
ロケーションがよく、歩いて散策するには便利なターミナル。
グラバー通りには、カステラなどのお土産屋が軒を連ね、
グラバー園、大浦天主堂はすぐの場所にあります。
長崎では松翁軒のカステラ五三焼を購入し、早々に船に戻りました。
ノルウェーの伝統料理「マンセンズ」で遅い昼食。
こちらは、船首のエクスプローラーズ・ラウンジの前にあり、
全面ガラス張り、ソファー、LED暖炉があり、ヴァイオリン生演奏を聴きながら寛げます。
私はイベント、毎晩シアターで行われるショーはあまり興味がなく、
殆ど行ったことがありません。
夕方に偶然シアターの前を通り、講演が行われていたので覗きました。
歴史文化の講演と聞いただけで、退屈で眠たくなりそうなので行くことはありませんが、
テンポの良いしゃべりに、シアターに吸い込まれました。
講師:神野正史氏(歴史家)
講師の神野氏は、黒ずくめのスーツ、スキンヘッドに口髭をはやし、金のネクタイにサングラス。
個性的な風貌で、この方を歴史家と思う人はいない。
寄港する地域の歴史文化を分かりやすく、面白おかしく歴史の真実を語ります。
「歴史は一方の見方だけではなく、違う視点でみる」
話しが面白すぎて、あっという間に90分が過ぎていきました。
それもそのはず、河合塾の世界史講師で、本当はこうだったんだ。と、テンポよく話し、
話す内容も目からウロコばかりで、翌日から毎日講演にいきました。
・釜山 歴史的視点からの探求
・五島列島の歴史と文化
・バイキングの歴史 探検家と開拓者
・バイキングの歴史 タペストリーの解説とともに
下船後、YOUTUBE 神野正史の世界史講義「世界史劇場」にはまっております。
「愚者は経験に学び 賢者は歴史に学ぶ」
クルーズは楽しいだけでなく、新たな発見もできるのです!
夜はプールデッキにて「星空の下でダンス」のイベント。
毎日夕方、客室に日本語船内新聞が入ります。
翌日のスケジュール、イベントが記載されています。
全てのイベントは日本語です。
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有名な見どころといったのはありませんが、
「道の駅 日向」に観光協会の方が、街歩きスポットを地図で説明。
民家を抜け、妙国寺庭園、細島漁港などをブラブラ散策。
こういう素朴な町を散策するのも楽しいのです。
細島港で観光協会の方が、「出港時に派手に花火を打ち上げるので期待してください!」
との事で、私は船内で知り合った外国人に、得意げに言いふらしました。
部屋へ帰る途中、プールグリルでまたもや、担々麺と目が合ってしましました。
さらにハンバーガーが絶品だという噂を聞き、思わずチーズバーガーも注文。
チェダーチーズ、ブルーチーズなど、ハンバーガーに乗せるチーズも数種類あり、
選択することができます。
3時間後にイタリアンを予約しており、これ以上食べたら食べれなくなります。
味見程度にいただこうと思ったのですが、
またしても、あまりの美味しさに全て平らげてしまいました。
すでに食べ過ぎで、体調が悪くなってきています。
それが分かっていても、食べてしまいます。
強風で寒い中、出港の花火を見ようとデッキに出たら、
私が言いふらした外国人がさらに言いふらして40人ほど、カメラを震える手が構えています。
船は出港し、5分経っても何も変化は起きません。
多分、あそこを超えたら、花火が打ち上ると思うと説明しましが、何も起きませんでした。
寒い中、強風で震えながら、カメラを構えていた外国人の皆さんに、
「強風で花火は中止の様。ごめんなさい」と、言いまわりました。
その通りで、盛大な花火は強風の為、中止に。
ディナーはイタリアン「マンフレディース」
しかし、このバイキングは、どこでもどれを食べてもハズレがない。
外国船で、ここまでのレベルはなかなかありません。
前にも書きましたが、外国でいただく魚料理は、パサついているのが殆どで、
美味しいと思ったことはありません。
以前バイキングでオヒョウをいただき、初めて魚料理で美味しいと思いました。
好奇心でいろいろと食べるので、太るどころか体調を崩す危険レベルです。
食事が良いと旅の満足度も比例するのです。
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明日には神戸に帰港し下船。あっという間の7泊8日。
宿毛港では、宿毛市がバイキングの乗客の為に、鰹の藁焼き実演。
鰹のたたきは、たまにいただくことはありますが、正直そこまで美味しいとは思いません。
船内で朝食をたらふくいただいていて、お腹一杯でしたが、
藁焼きは初めてで、焼き上がりをいただきました。
なんだこれは!
今までの鰹のたたきは何だったのか!?
藁の風味がよく、薬味にネギ、玉ねぎ、にんにく、大葉。そして地元のポン酢。
鰹のたたきがこれほど美味しいとは!
やはり本場は違うのです。
宿毛市が土佐くろしお鉄道「宿毛駅」まで無料シャトルバスを運行。
駅前には、スーパー、パチンコ屋があり素朴な雰囲気。
そこから道の駅か、宿毛リゾート椰子の湯まで無料シャトルを運行。
迷わず椰子の湯へ入浴に行きました。
宿毛リゾート椰子の湯は、国民宿舎で宿泊、日帰り入浴、レストランがあります。
レストランで1,000円以上食事をいただいたら、入浴料が無料との案内があり、
すでに朝食、藁焼き鰹のたたきをいただいており、これ以上食べれない状態でしたが、
メニューに藁焼き鰹のたたき定食を発見。
港でいただいたものに感動しましたが、それ以外はどうなのかと好奇心が勝るのと、
入浴料が無料になるのにつられ、注文しました。
これが旨いのです!
ポン酢はまた違った味で、藁焼きの風味、にんにくが効いていてペロリと完食。
温泉も最高です!
露天風呂の目の前は海で正面にはバイキング・エデン。
露天風呂にゆっくり浸かりながら眺めました。
サウナ、水風呂もあり、温泉を堪能しました。
アトリウムでは、クルーによるクリスマス・キャロル。
最後のディナーは、「ザ・シェフズテーブル」でカリフォルニア料理。
私は見逃しましたが、感動的なものだったらしく、これは必見との事。
夜に荷物をキャビンの前にだして、翌朝の下船に備えます。
部屋は8時までに退出、9時までに下船の案内。
最後のバイキングでの朝食後、そのまま下船。
大型船では、キャビンカテゴリーごとに、上級スイートから下船することができ、
時間に集合場所で待つことになり、下船だけでも一苦労です。
バイキングは、キャビンカテゴリーごとに下船の時間は決まってましたが、
一切、混み合うことはないので、いつ下船しても問題ありません。
良い船は最後の下船まで、全てが良いのです。
3日前にクルーズで行ったばかりの宮崎へ、
お客さんに会いに飛行機で向かいます。
クルーズが終わり1週間、食べ過ぎで体調が悪くなりました。
クルーズに乗って体調が悪くなったのは「にっぽん丸」以来、2回目です。
評判が良いのは知っていましたが、高額でなかなかハードルが高い。
今回、中国船籍のバイキング・エデンが中国の経済の低迷も影響してか、
バイキング・ジャパンを立ち上げ、日本発着クルーズを発表。
初年度の今期はラグジュアリークラスにも関わらず、かなりお手軽な設定。
日本発着でのダイヤモンド・プリンセス、クイーン・エリザベス並みの価格設定。
バイキングがその値段だとは驚きました。
ただ、値段をかなり下げているので、肝心の内容が気になりました。
2024年春にバイキング・オリオンが日本に寄港した際、船内を見学することができました。
船内は明るい色づかいで、雰囲気も良く、クルーのレベル、乗客層など、
すぐに良い船だと分かりました。
ザ・シェフズテーブルで料理をいただき、料理一品一品に心がこもっており、感動しました。
ただ、船内見学の1日では分かる訳はなく、実際に1週間乗船しないと分かりません。
その感動が1週間続き、食事も他のレストランは、クルーも本当にレベルが高いのか?
どうしても確かめたく、今回乗船しました。
実際に1週間乗船して、期待を遥かに超えています。
施設、料理、雰囲気、サービス、クルーのレベル、そしてクルーズ代金。
「バイキング・エデン」
絶対的なバイキングブランドは揺らぐことはありません。
これぞ理想の船旅です!
バイキング・エデン 日本発着クルーズ コース詳細