フェリーとクルーズの違い
島国の日本は海に囲まれており、海の交通であるフェリーが発達しています。
フェリーとクルーズでは全く違うものです。
フェリーは目的地に行く移動手段。
クルーズは船旅を楽しむもの。
何がどういうふうに違うのか。
フェリーは快適な船旅なのか。
実際に両方を乗船してみないと違いが分かりません。
大阪から釜山へフェリーが運航。
瀬戸内海、関門海峡を通り19時間の船旅。
往路:大阪南港15:00~釜山港10:00+1
復路:釜山港15:00~大阪南港10:00+1
お盆休みの8/09発で予約していましたが、台風6号の影響で前日欠航が決定。
8/14が空きがあり、すぐに変更しました。
フェリーはあくまで目的地への移動手段なので欠航もありえます。
クルーズの場合、欠航することはまずありません。
出航時間をずらしたり、寄港地を変更して運航します。
出航日、帰港日は変わる事はまずありません。
多くの方が航空機などの交通機関を利用して乗下船地へ行くので、
日程、乗下船地が変われば大変な事になります。
次のクルーズもある為、よほどの事がない限り、乗下船日、乗下船地が変わる事はありません。
8/14出航も、台風7号が迫っており、欠航の可能性も出てきました。
前日に連絡があり、30分早く出港。台風接近前に逃げるように出港となりました。
初めての韓国
今まで韓国へは添乗でかなりの回数、クルーズ寄港で何回も来ておりますが、
自ら韓国に行こうと思ったことはなく、プライベートで行くのは初めてです。
フェリーは、中学校での修学旅行で別府~大阪のさんふらわあ。(2段ベッド)
25年程前に添乗で同じくさんふらわあ大阪~別府。(個室)
フェリーといえば雑魚寝のイメージがありますが、個室の場合、快適に旅ができると思います。
大阪駅からコスモスクエア駅へ約20分。
コスモスクエア駅から大阪国際フェリーターミナルまで、無料シャトルバス約5分。
駅に着いた時には台風の影響で強風。
さらに風が強くなっていき、台風が近づいているのがわかります。
無事に大阪国際フェリーターミナルに到着。
大阪国際フェリーターミナルは、売店もなく自動販売機だけの驚くほど簡素なつくり。
窓口でチェックインして、出国口前の待合所で案内まで待ちます。
その出国口は簡素なアコーディオンで仕切られているだけ。
それも倉庫の物置のような仕切り。
検疫、イミグレーションを通り、荷物は自身で船内へ運びます。
船内にエスカレーター設置されており、1Fロビーまで上げります。
フロントで部屋の鍵、食券を受け取り部屋へ移動。
船内にはエスカレーターはあっても、エレベーターがなく、階段でスーツケース運びます。
パンスターフェリーは、韓国の船会社で2002年から大阪~釜山を運航。
予約した部屋は、デラックス・スイート。
ロイヤル・スイートの下、上から2つめのカテゴリーです。
デラックス・スイート(15㎡)
冷蔵庫、テレビ、化粧台、シャワー、トイレ、ドライヤー、バスタオル、
フェイスタオル、スリッパ、アメニティセット
日本のお手軽なビジネスホテルそのもの。
窓(開閉不可)があり、トイレにはウォシュレット。ベッドの寝心地もよく快適です。
洗面台の蛇口レバーは上向き。下げれば水がでます。
これは阪神大震災後に改良され、逆になり上向きで水がでるよう規格が変わりました。
これで大体の建造年が分かり、古いのですが清掃も行き届いているので気になりません。
デラックス・スイートは、船首のVIPラウンジが利用でき、
コーヒー、水、ジュース等が用意されています。
14:30出港。
台風が迫り風はさらに強くなってきましたが、瀬戸内海は波がなく穏やかで揺れは感じません。
しばらくして明石海峡大橋を通過。穏やかな瀬戸内海をクルージング。
パブリックは、1Fロビー階に無人コンビニには、カップラーメン、アルコール、
おつまみ、お菓子、アイスクリームなどを販売。
向かいの免税店では、アルコール、タバコなど販売。
ちなみにタバコは、日本製はメビウスのみ。(1カートン$36-)
喫煙所は2F中央デッキの左右2か所。
この船はサウナ・大浴場があるのが魅力です。
入船後~23:00、06:00~09:00まで開いています。
昔ながらの銭湯そのもので、湯舟は2つ。42℃と25℃。
大海原を眺めながらの入浴。
ドライサウナは4人まで入れる広さ。
温度設定が70℃位なので、長く入らないと汗がかかなく、あと10℃上げたら最高でした。
洗い場には5つあり、リンスインシャンプー、ボディソープが設置。
夕食は1Fロビー階のレストランでのバイキング 18:30~19:30。
1時間しかなく、寝過ごしたら終了。
往路の大阪~釜山は、韓国料理が多く、
復路の釜山~大阪は、日本の料理が多い感じでした。
食事はフェリーなので、まずはお腹を満たすというレベルです。
フェリーながらも品数はあります。
食後は、レストランのメインステージでのカラオケ大会。
優勝者にはスイートに宿泊できる景品。
夜、風呂に行く際覗いたら、コテコテの昭和歌謡の雰囲気。
日本人、韓国人交互に歌っていました。
乗客層は、体感で韓国人7:日本人3の割合。
お盆休みでなかったら、もっと韓国人が多いと予想します。
夜のうちに瀬戸大橋、西瀬戸大橋、開門橋を通過。
何も揺れは感じませんでした。
いつの間にか寝ており、一回も起きることなく朝まで熟睡。
起きたら凄い揺れ。台風の影響もあるとの事。
私は船酔いがひどく、乗船後に酔い止めを飲みます。
日本で売られている酔い止めは効かないのですが、
クルーズでいただく海外製の酔い止めは驚くほど効きます。
前日に飲んでいたので、これだけ揺れても一切酔いません。
朝食07:30~08:20では揺れている中、しっかりといただきました。
10:00前に釜山港入港。
入国、税関を通過。
釜山国際旅客ターミナルは、釜山駅と遊歩道で結ばれており徒歩約15分。
街の中心に位置しているので便利です。
ターミナルで両替をしてタクシーでホテルへ向かいます。
これから5泊、韓国・釜山を楽しみ、このパンスターフェリーで大阪に帰ります。