コスタ・セレーナ ゴールデンウイーク ショートクルーズ② ~鹿児島寄港~

のんびりできる終日クルージング
クルーズ2日目 終日クルージング。
雲一つない晴天で気温は23℃。
終日クルージングは、どこにも寄港しないので、船内はゆったりとした空気が流れます。

昨夜は23時には就寝、自然に目が覚めたのが8時半。
約9時間以上も一回も起きることなく熟睡。
こんな良く寝たのは久しぶりの事で、すこぶる体調が良い。
クルーズは良く寝れるのです!

朝食をビュッフェレストランでとりました。

私の旅の一番の楽しみ。
朝、フィットネスセンターで大海原を眺めながらのジョギング。

いつもはその後、サウナで読書をするのが楽しみなのですが、コスタはサウナが有料。
サウナのみは利用できず、ソーレミオスパ1日利用が$49がかかるので、

読書はキャビンのバルコニーですることに。
眠くなったらベッドで昼寝。これはこれで満足しました。

スパエリア

遅い昼食もビュッフェレストランへ

クルーズに乗船したら、行くところが決まってきて、
一番行ったのがデッキ5「グランドバー・アポロ」。

このバーには美味しいコーヒーがあり、何といってもスモーキングラウンジがあります。
冷房が効いていて心地よく、一日に何回もコーヒーを飲みながらゆったりとしていました。

ドリンクパッケージについて
ドリンクパッケージを付ける事を強くおすすめします。
コスタは飲み物も有料で、円安もあってビール1杯 1,000円ちょっと。
パッケージには、水、コーヒー、ビール、ワインの他、カクテル等も多数含まれ、
レストラン、ラウンジ・バーでいただく事ができ、何より優雅な気分になります。

ドリンクパッケージ(My Drinks)船内で購入は1日:$36。
クルーズ予約時に購入の場合、1日4,000円ちょっと。
クルーズ予約時が断然お得なのです。

あっという間に夕食。メインダイニングへ。

クルーズ唯一の寄港地 鹿児島

クルーズ3日目 鹿児島寄港
昨日まで快晴だったのが、朝から雨。それも叩きつけるような大雨。

いつもお世話になっている、鹿児島市内のお客さんにご挨拶後、天文館へ。

2年前にたまたま通りがかり、お昼にラーメンをいただきました。
一口いただき、「これはなんだ!」と、衝撃を受けました。
その時、鹿児島で3泊しましたが3回食べに行ったほど。
すぐ近くにうなぎ屋もあり、そこは2回。
鹿児島には何でもあり、全てが美味しい!!

2年ぶりの再来店。「鹿児島らーめん 豚とろ」
麺、スープ、そしてチャーシュー、全てが絶品なのです!

デザートに鹿児島名物 氷白熊「天文館 むじゃき」へ。
フワフワかき氷にたっぷりの練乳。
大阪のコンビニでも売られていて、好きでたまに頂きますが、本場は全然違います。
レギュラーサイズは大きいなのベビーサイズを注文。

今まで大阪、それも北大阪のお客さんしか取り扱っていなかったのですが、
クルーズをやるようになり、全国のお客さんと出会うことができました。

団体旅行の場合、お会いして打ち合わせする約束は取りやすいのですが、
クルーズは基本個人旅行なので、相当仲の良くならないと、
ご自宅までお伺いすることはなかなか難しいです。

ありがたいことに日本全国のお客さんと出会い、お伺いできるようになりました。
こんな嬉しく有難いことはなく、クルーズをやっていて本当に良かったと、幸せを感じます。

鹿児島 17:00出港
晴れていたら目の前に桜島が見えるとの事ですが、残念。

最終日が近づくにつれて、さらに盛り上がり、夜はまだまだ続きます。


コスタクルーズ 専用サイト

コスタ・セレーナ ゴールデンウイーク ショートクルーズ① ~東京出航~

コロナで翻弄されたコスタ・セレーナ
2024年 5/04 ゴールデンウイーク 東京~韓国・大山へショートクルーズに乗船しました。

コスタクルーズは年間を通して、ずっと日本発着を運航しており、
日本発着クルーズでは一番本数の多いクルーズ会社でした。
2020年、2021年コロナにより運航することができませんでした。

2022年日本発着クルーズを決定し、コース発表、予約も多数いただきました。
その頃、他の殆どの国では完全開国。完全にコロナは終わっていて、
旅行業界 航空、ホテル、クルーズ各社が史上最高額更新を連発。
その頃、日本は「密です!」
出航ギリギリまで運航予定でしたが、とうとう2022年全てのコース中止を発表。

2023年も日本発着クルーズを早くに決定し、コース発表、予約も多数いただきました。
日本は、まだまだコロナ利権優先なのか、決断できない、煮え切らない態度に愛想を尽かし、
2022年10/24に早々と中止を発表。2023年日本発着クルーズは全て取消決定。

完全に日本を見切り他の国での発着クルーズを運航。
5月ゴールデンウイーク後、完全開国しましたが、時すでに遅し。

コスタクルーズは、日本発着から撤退する形になりました。
今年2024年は数本の旅行会社のチャーターのみとなり、今後も日本発着の予定はありません。

そんな中、コスタ・セレーナは、チャーターの合間のクルーズで、
東京から韓国・大山まで4泊5日のショートクルーズに乗船することができました。

誰でも気軽に乗れるカジュアルクルーズ
コスタクルーズの魅力は何といってもクルーズ代金にあります。
かなりお安い値段設定で、幅広い客層を対象にしています。
小人無料(大人2名同室)というのもファミリー層が多い所以です。

誰もが気軽にお得に楽しむことができるクルーズなのです。

シップデータ

クルーズ会社コスタクルーズ
船 名コスタ・セレーナ
シップデータ総トン数:114,500トン 全長:290m 船客定員:3,780名
乗組員数:1,100名 建造年:2007年(2023年改装)

コース

日付寄港地入港出港
15/04(土)東 京20:00
25/05(日)~終日クルージング~
35/06(月)鹿 児 島08:0017:00
45/07(火)~終日クルージング~
55/08(水)大 山(瑞山/韓国)08:00

東京国際クルーズターミナルは2020年開業。
「東京国際クルーズターミナル駅」から徒歩すぐ。
そこまで大きくはないので利用しやすいクルーズターミナルです。

チェックインもスムーズで、いざ乗船。
乗客は韓国人、フィリピン人が圧倒的に多い印象です。

イタリア客船で船内に入ると明るく陽気な雰囲気。
クルーは自然で自由奔放。
鼻歌を唄っているクルーもいるので、明るい雰囲気に見えるのだと思います。

コスタの客船は写真で見る限り、ギラギラした色使いは落ち着かなく好みではありませんが、
実際に船内に入ってみたら、そこまでギラギラしていません。
写真選択はコスタ担当者のセンスなのだと思いますが、写真で見るより落ち着いた雰囲気です。

キャビン(客室)
今回宿泊したのは、バルコニー客室(18.2㎡)
落ち着いた色使い、機能的な造りで収納も十分。
ベッドはツイン(2ベッド)になっており、小さいサイズ。

キャビンの設備
設備はホテル同様に揃っており、何不自由はありません。

アダプターは、USB、プラグAタイプ(日本)、プラグCタイプ(ヨーロッパ)。
キャビンごとに個別に温度調整ができます。

韓国の乗客が多かった為、韓国テレビが5チャンネル以上あり、
日本はNHKワールド(英語)のみ。これは乗客数によって変わるのかもしれません。

クルーズの喫煙事情
日本での喫煙は日に日に肩身が狭くなっていますが、ヨーロッパでは喫煙者が多くタバコ天国です。
人混みの中でも、くわえタバコが普通にいます。

コスタセレーナでの喫煙スペースは、デッキ10、デッキ5(スモーキングラウンジ)、
そして各キャビンバルコニーに灰皿が設置されています。

以前コスタは、キャビン内に灰皿が置いていましたが、さすがにキャビン内禁煙となりました。
その他、殆どの客船でバルコニーで喫煙できましたが、今はバルコニーでも禁止されています。

コスタはチェックインの際にクルーズカードは渡されず、キャビンに置いています。

船内至る所にクレジットカード登録機があり、
乗船から48時間以内にクレジットカード登録をします。
手続きは簡単で数秒で終わります。

クルーズカードの役割
①身分証明…パスポートのデータを登録し、乗下船時に必ず必要
②カードキー…客室の鍵
③船内クレジットカード…船内のお支払いをクレジットカードと同じ要領でご利用

緊急避難訓練
乗船後24時間以内に避難訓練を行わなければいけません。
以前はどの船会社でも実際に避難訓練が行われ、一人ずつチェックを受けます。
行かなかったら、後から必ず呼び出され避難訓練を行います。

避難訓練といっても、正しいライフジャケット装着の仕方くらい。
すぐに終わりますが、待ち時間が長く疲れます。

今現在、殆どのクルーズ船では、避難訓練をビデオ視聴します。
これで劇的に楽になりましたが、コスタでは今も実際に避難訓練を行っています。

初日メインダイニングでのディナー

乗船初日のディナーはメインダイニングへ。

入り口にはメニューサンプルの展示。
注文したら必ずイメージとかけ離れているものもあり、
当たり外れもあり、それも楽しいのです。

テーブルに着くと、QRコードを使ってメニューを見ることができます。
カジュアル船ではこれがスタンダードになり、極力、労力を省いて、
その分、クルーズ代金に反映させています。
スマホができない場合、メニューを持ってきていただけます。

今回のクルーズでは乗客が少ないので、待つことなく飲み物、料理がでてきました。

他の客船と違うのは、コスタクルーズは、基本的なもの以外は有料になります。
夜食も夜通し営業しており、ハンバーガー、麺類、アイスクリーム、ピザなど。

コスタクルーズは夜が遅い。
他の客船では23時には船内静寂に包まれるのに対し、
コスタクルーズでは、23時から夜が始まるといった感じ。

ちなみに私は23時には就寝。


コスタクルーズ 専用サイト

【動画】バイキング・クルーズ ノルウェー発祥のラグジュアリーシップ 徹底レポート!

2024年 日本発着クルーズ発表
私が久しぶりに惚れ込んだ「バイキング・クルーズ」を動画をアップしました。

バイキングは2024年神戸発着で4本設定。
・2024年 11月30日(土)-12月07日(土)【神戸発着】瀬戸内クルーズ 7泊8日(西廻り)
・2024年 12月07日(土)-12月14日(土)【神戸発着】瀬戸内クルーズ 7泊8日(東廻り)
・2024年 12月14日(土)-12月21日(土)【神戸発着】瀬戸内クルーズ 7泊8日(西廻り)
・2024年 12月21日(土)-12月28日(土)【神戸発着】クリスマスクルーズ 7泊8日

2025年日本発着も確定しており、まもなく発表します。
面白いのは、2月 東京発着 小笠原~グアム~サイパン 11泊12日
発表され次第、ご報告いたします。

バイキング・エデン 日本発着クルーズ【7泊8日】

期待をはるかに超えた!バイキング オーシャンクルーズ

バイキング オリオン

北欧発祥のラグジュアリークルーズ バイキング
桜の時期には外国船が多数日本に寄港します。

日本寄港はかなりの人気で、稼働率に合わせてクルーズ代金も高額になる傾向にあります。
それだけ日本という国は世界から注目されているといってもいい程。

この春も多数の外国客船が日本に寄港しました。
設備、サービス、クルーのレベル、料理、乗客層、そして何よりクルーズ代金。
ラグジュアリーでは満足度が高いのですが、比例して高額になります。

私の個人的な感想として、オーシャニア・クルーズがダントツに私の好み。
数あるクルーズで一番おすすめしています。
そのオーシャニアに並ぶクルーズがありました。

バイキング・クルーズ。
バイキングは主にヨーロッパリバークルーズがメイン。
年々客船を増やしており、ライン、ドナウ川では、
毎日のようにそれも複数の客船を出航しており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。

1997年ノルウェー人の実業家が設立。
あっという間にリバー81隻、探検船3隻、オーシャン12隻にまでになり、
さらに増え続けています。2015年からオーシャン(海)クルーズを手掛けました。

我社では以前よりバイキングは、リバークルーズを取り扱っていましたが、
オーシャンクルーズはシップデータを見る限り、良い船とは分かりますが、
リバークルーズのイメージが強く、オーシャンは実際に見ないと分からなかったので、
積極的におすすめしていませんでした。

バイキング初めての日本寄港。
船内見学の機会をいただきました。
北欧発祥のバイキングは、実際にどうなのか。おすすめできる客船なのか。徹底解説します。

クルーズ会社バイキング
船 名バイキング・オリオン
シップデータ総トン数:48,000トン 全長:227m 全幅:29m 船客定員:930名
全客室数:465室 就航年:2017年

バイキング・オリオンの船内へ
大きさは48,000トン。ちょうどよい大きさの中型船。
これ以上大きくなれば乗客数も増えるので、ゆったりと落ち着いた雰囲気に影響がでます。

船内は写真で見るより、明るい色を使い、天井が高く感じます。
床は極力、絨毯を利用せずにタイルを利用。船内を歩くのに楽なのです。

そしてデザインがスタイリッシュで素晴らしい。
これが船の中!?閉塞感は全く感じません。

アトリウムは3層吹き抜けで、正面にLEDパネルが設置しており、
時間ごとに風景などの画像が変わります。

アトリウムではセンスの良い静かなBGMが流れ、
読書をしている方や、ジグソーパズルを楽しんでいる方も。
ゆったりとした時間が流れています。

北欧スカンジナビアの客船だけあって、北欧スタイルを取り入れています。
バイキング・ヘリテージ…バイキング・クルーズの歴史にまつわる常設展示があります。

船内ショップ、免税店では北欧柄のセーターなども販売。

船内いたるところに絵画が展示しており、絵画の横にヘッドホンマークがあります。
キャビン(客室に)ヘッドホンが準備されていて、その絵画の解説を聞くことができ、
日本発着クルーズでは、日本語の解説を予定しています。

ノルウェーを代表する画家 ムンク。
ムンク作品の常設展示もあるとの事ですが、「叫び」しか知らないので、
ムンク作品がどこにあるのか分かりませんでした。

階段の壁にはノルディックパターン(北欧柄)のタペストリー。
一つ一つ違うので、思わず足を止めてしまいます。

レストランでのお食事時は、アルコールを含むお飲み物が含まれています。
バー、ラウンジでは別途有料になります。

たくさん飲む方と全く飲まない方の不公平感をなくす意味があるとの事。
1日$25でバー、ラウンジで好きなだけ飲めるパッケージもあります。

ソラリウム 全天候型の開閉式のメインプール。
ウィンターガーデンでは、毎日16:00から生演奏とアフタヌーンティーをお楽しみいただけます。

メインプール以外にも後方にジャグジー、インフィニティプール。

シアターは350席。毎晩のショーは基本2回公演ですので、
食事が早くても遅くても、ショーを鑑賞いただけます。

バイキングでは、船内での喫煙がダメとの事で、
私を含めて喫煙家の方は縁がないと思っていました。

そんな方の為に、1か所だけデッキ8にスモーキングエリアを用意しています。
これで怖いものは何もありません!

気になるバイキングの食事
ここまで船内を見てきて、私はこの船に惚れこみました。
ただクルーズでは食事が重要。

10年程前、ノルウェーフィヨルドクルーズに乗船したことがありますが、
ノルウェーは物価が高く、コーヒー1杯でも1,500円以上もして、
寄港地では食事を取りませんでした。
ノルウェーの食事。バイキングの食事はどんなものなのか。

バイキング オーシャンクルーズは、全11隻同型船。
多少のデザインの違いはあると思いますが、基本同じ造り。

レストランはメインレストラン「ザ・レストラン」はフリーシーティング。
いつでも好きな時に行くことできます。
かなり広くスペースがあるので、混みあう心配はありません。
2人テーブルもふんだんに用意されています。

ビュッフェレストラン「ワールド・カフェ」こちらもかなりのスペースがあります。
料理は綺麗で、見るからに手間をかけているのが分かります。

ビュッフェの一角で、さらに食欲を掻き立てる匂いが。
嬉しいことにアジアンコーナーもありました。
中華、タイ、ベトナム料理などが用意されています。

他にも「プール・グリル」があり、ハンバーガーなどカジュアルにいただく事ができます。

「マンセンズ」創立者の母の名にちなんで名付けたレストラン。
ノルウェーの伝統料理など名物はワッフル。

スペシャリティレストランは、クルーズ代金に含まれています。
「マンフレディース」は、イタリアンレストラン。

スペシャリティレストラン「ザ・シェフズ・テーブル」で食事をいただきました。
オリジナルのコース料理とソムリエ厳選のヴィンテージワイン。

料理をオーダーし、ソムリエが料理に合うワインをセレクトします。
料理の一品一品ごとにワインが変わり、詳しいワインの説明。
私は全くワインに詳しくはないのですが、料理に合うワインというのを初めて理解しました。

料理は盛り付けが綺麗で、一品一品手間をかけているのが分かります。
サービスはウェイターがテーブルごとに複数担当して、
料理、飲み物の進み具合をさりげなく見ています。

肝心の味は、どれも美味しいのです。
こんな美味しいフォアグラは初めてですし、
写真以外にも魚料理でオヒョウのバターポーチをいただきました。

海外で美味しい魚料理は、オーシャニアの銀鱈の西京焼き以外、食べたことがありません。
西京焼きは和食なので比べる対象外ですが。

大体がサーモンでパサパサしていて臭みもあります。
バイキングの魚料理オヒョウが出てきた時、かなり大きなサイズで大味なのだろうと、
全く期待しませんでした。

いただいてビックリ。
しっとりとした焼き加減。サフランソースも美味しくペロッと平らげ、
初めて海外の魚料理で美味しいと思いました。

バイキングの料理はレベルが高く美味しいのです。

本場 北欧のサウナを体験
ノルウェースタイルのサウナ。本場のサウナを体験したい。
「ザ・ノルディック・スパ/サウナ」で存分に体験できます。

重厚感あふれる雰囲気のサウナは、男女別にロッカールーム、ドライサウナが分かれます。
ロッカーにはバスローブ、ふかふかタオル、スリッパを用意。

私は海外ホテル、クルーズではサウナ付きを選びます。
一番の楽しみなのです。

サウナにもいろいろとあり、雰囲気が良くない、人が多い、温度が低いなど、
一口にサウナといっても満足度が全然違います。
サウナの満足度。それはホテルでもクルーズでも代金と比例します。

バイキングのサウナは言うまでもなく期待通りです。

サウナの醍醐味は、限界まで入った後、キンキンに冷えた水風呂。
これも温度が重要で15~18℃が最適な温度。
ずっと入っていると、体の表面に膜がはり、冷たさを感じなくなります。
その後、呼吸がすっと一本通ったような感じに。
さらにそれを越えたら、頭が真っ白になり無我の境地へ。
これはある程度冷たい温度の水風呂ではないと体験できません。

海外でサウナでの水風呂は初めて。
海外でのサウナは、プールがあっても、温度が生ぬるかったり、サウナからの距離があったり。
本物のサウナの喜びは味わえません。

それがバイキングでは、サウナの真横にキンキンに冷えた水風呂があるのです!

スパの男女共有エリアへ。
スパプールを取り囲み、リラックスチェア、ホットスト―ンチェア。
そしてミストサウナ、アイスルーム。

こちらのスパエリアへは追加料金なしで入ることができます。

バイキングを実際に乗船して
事前にシップデータ、クルーズ代金をみれば、代金に対して満足度は大体の所は分かります。
しかし、乗客層、料理、クルーのサービスレベル、実際の雰囲気などは、
実際に乗らないと分かりません。

これまで、いろいろなクルーズ客船を乗らせていただきましたが、このバイキングは感動しました。
高級ラグジュアリーの方が良いに決まっていますが、対価は比例します。
バイキングはラグジュアリーの部類ですが、そこまで高額ではありません。

船内の雰囲気、料理のレベル、クルーのレベル、そして大事な乗客層。
どれをとっても期待以上。

バイキングのこの満足度、コストパフォーマンスの高さは、
私が一押しするオーシャニア・クルーズに匹敵します。

バイキング・エデン 日本発着クルーズ

ポナン フランスのスモールラグジュアリークルーズ 船内レポート

スモールシップの素晴らしさ
以前、私はクルーズを始めた頃、大型船ほど良い客船だと思っていました。
大きければ大きい程、巨大客船=豪華客船のイメージ。
アトリウムに吹き抜け、広いレストラン、プールの周りには多数のデッキチェア、
巨大シアター、10万トンを超える大型客船、乗客数は5千人を超える客船も。

いろいろなクルーズを見るほど、大型船と小さな客船とでは、
同じクルーズといっても、全くコンセプトが違い、
違うものなのだという事が分かりました。

小型船 スモールシップ(1~5万トン)でのクルーズの設備は大小はありますが大型船と変わりません。
その設備を何人で利用するかになります。
大型船ではそれだけ乗客を乗せるので、どこに行っても混みあいます。
寄港地で下船したいと思っても3時間以上かかることも。
スモールシップでは下船したいと思ったらその場で下船できます。

船内の設備ではどこに行っても空いていて、ストレスは感じません。
また乗客とクルーの対比が全く違います。
例えばレストランでは、カジュアル大型船では、ウェイターはてんてこ舞いで、
乗客の食事の進み具合まで見ることはできません。
注文するのも一苦労で、注文して料理が出てくるまで30分はよくあります。

スモールシップの場合、料理も素材・レベルもさることながら、
ウェイターが食事の進み具合をよく見ています。
飲み物がなくなりそうになったら、ウェイターから声をかけていただきます。

そんなスモールシップのクルーズ代金は大型船と比べ3~10倍以上は高くなるイメージです。
比例して乗客層も変わってきます。
同じクルーズといっても全く違うものなのです。

ポナン ル・ジャック カルティエ 神戸寄港

ポナンは、2024年日本発着クルーズを多数コース設定しています。
今回は香港~神戸のクルーズ。
神戸で乗客が下船した後、船内をレポートします。

クルーズ会社ポナン
船 名ル ジャック カルティエ
シップデータ総トン数:9,900トン 全長:131m 全幅:18m 
船客定員:184名 クルー:118名 就航年:2020年

船内に入りロビーを抜けるとメインラウンジ。
神戸初寄港ということもあり、ラウンジでセレモニーが行われていました。

以前ポナンは、飲み物代が別途有料でしたが、
数年前から、レストラン、ラウンジなどでアルコールを含む飲み物は、
クルーズ代金に含まれました。

このラウンジで飲み物を注文したら、カナッペなどのおつまみも提供されました。
おつまみ一つをとっても、これが美味しいのです。

船尾に面するプールは、大海原への繋がりを体感できるインフィニティープール。
インフィニティプールの裏側はガラス。

船内はどこに行ってもスタイリッシュなデザインなのです。

そして、いたる所に寛げるスペースがあります。

レセプション前にはショップもあります。

デッキ1では、水中ラウンジ「ブルーアイ」。
幻想的な雰囲気で水中を眺めながら1杯。
ソファーと水中音が振動リンクされています。

今回は神戸港で水中は緑色ですが、南太平洋などでは、透き通った海に魚群も見れるとの事。

ポナンといえば美食として定評があります。
フランス船ならではのグルメ、新鮮で厳選された食材の数々。

ミシュランシェフ、アラン・デュカス氏の持つ「デュカス・コンセイル」の監修を受けた、
目にも麗しい芸術のような料理をご堪能いただけます。

デザートも一品一品凝っていて、かなりのレベルです。
今まで私が乗ったクルーズでは一番です。

ポナンのキャビン(客室)
世界の殆どの船会社での船籍はバハマ等が税金の関係で多いのですが、
ポナンは船籍も自国フランス。

嬉しいのは、バスルームとトイレが完全にセパレート。
これはフランスの建築基準法によるものだそうです。
ちなみに日本船のにっぽん丸、飛鳥Ⅱは日本船籍。

オーナーズ・スイート(45㎡・定員2名)
海側ベランダ付、バスタブ

デラックス・スイート(27㎡・定員3名)
海側ベランダ・シャワー

プレステージ・ステートルーム(19㎡・定員2名)
海側ベランダ・シャワー

キャビンも明るい色使いで、圧迫感は感じられません。
そしてスタイリッシュなデザインとライティングにもこだわりが感じられます。

ブリッジ(操舵室)
ブリッジのドアに「OPEN」看板がかかっている時は、
いつでも出入りすることができ、見学することができます。
これは大型客船ではできないことです。

パノラミック・ラウンジ
乗客定員が180名と乗客が少ない為、どこに行っても混みあうことがありません。
クルーズ中のラウンジでも、静かな雰囲気でゆっくりとした自分の時間を確保できます。

スパ
フランス生まれのスキンケアブランド・クラランスが手掛けるスパ。
マッサージ・トリートメント、ビューティーケアなど受けることができます。

サウナ
私はクルーズに限らず、ホテルでもサウナ選びが重要です。
クルーズ船も色々なサウナがあり、サウナ自体ない客船もあります。

サウナがあったとしても別途有料、人が多すぎて並ばないと入れない、
真っ暗で雰囲気が悪い、温度が上がらずクルーに何回言っても温度が上がらなかったり。

ポナンのサウナは素晴らしい。
広く清潔感があり、大海原を眺めながら入ることができます。
男女兼用、ロッカールームがないのでキャビンからバスローブを着ていきます。

フィットネス
全体的には小さくランニングマシーンは2台。
乗客数との対比で混みあうことなく利用できると思います。

ゾディアック
ポナンは南極、北極などの極地クルーズを得意として、
専門のエクスペディションチームが案内します。

港がな場所にゾディアックボートで上陸。
このル・ジャック カルティエには、10名乗りのゾディアック10隻用意。
別にテンダーボートも用意されています。

毎晩フレンチフルコースの美食とワインを楽しみ、
誰にも邪魔されない自分の時間と空間。

スモールシップはそれだけ代金は高くなりますが、
十分に、それ以上に見合った価値があります。

オーバーツーリーリズム問題で、ベニス発着はクルーズ船ではできなくなりましたが、
ポナンではベニス発着が可能で、ベニスを街並みを眺めながらクルージングができます。

一番のおすすめは南極クルーズ。
南極ではこのポナンが圧倒的に発着数が多く、南極に強い船会社なのです。
地球最後の秘境を美食のラグジュアリー客船で行くことができるのです。

ポナン 日本発着クルーズ
ポナン 南極クルーズ