支えられて生きている

2020年を振り返り

 
昨年、このブログに投稿記事をたくさん書きましたが、全て消し公開しておりません。
どの記事も愚痴になり、誰がみても、楽しく、前向きにり、幸せな気分とは程遠い内容でした。
年が明ければ、全てが変わると思い、今年からはどんどん投稿します。

2020年は空白の1年でした。
1月に新型コロナ感染が徐々に広がり、結局は全て仕事がキャンセルに。
飲食店は良い方で、現在から先にかけて、仕事がなくなり売り上げがたたないのに対し、
旅行はその案件に対して、1~2年前から動きます。
キャンセルになれば、全て返金になり、何も利益がでないどころか、完全なる赤字です。
1~2年前からさかのぼり、今までやってきた仕事がタダ働きになった上に、
返金しなければなりません。

キャンセル処理もかなりの手間がかかります。
電話にでれば100%キャンセルの連絡なので、電話に出るのが怖く、
人と会いたくなく、どうすることもできない1年でした。

コロナに関しては、いろいろと言いたいことがありますが、
私は商売人なので、ここには書くべきではありません。
今は、「命の危険」と煽り、騒ぎ、マスクをするのが正義なのです。

支えられて生きている

 
今までやってきたことは何だったんだ。
そもそも旅行会社なんて世の中に何の役にも立ってなく、
なくても何も変わらないんじゃないか。
自信がなくなって、心が折れそうになった時、お客さんに支えられました。

昨年、特別定額給付金一人一律10万円の給付が決まった時、
お客さんから会社にいらっしゃいました。
その時、私は警備のアルバイトにやることになり不在。
「妻に今一番必要なところに渡したい」と相談したら、
「それはいい。私の分も」と、お二人分の20万円をお持ちいただきました。

ありがたくお気持ちだけで十分ですと、丁重に何回もお断りしたのですが、
絶対に引き下がらないので、お預かりしました。

そのお客様は、今から26年前、私が25歳の時。
私が歩合としてやり始めて1年たった頃に飛び込みした会社。
大手出版社の自社ビルで、入館するのもその頃から受付があり、
アポがないと入れないような会社。
今だったら、飛び込みなんて絶対行きません。
その頃は、何にも知らない、何にも臆することなく飛び込んだのだと思います。
ありがたくお仕事をいただき、年一回の社員旅行を毎年いただくことに。

その初めての社員旅行での10名様程がいる幹事のお一人です。
私より4歳年上の方で、役職はない社員でした。
奥様もそちらの社員で、私も何回もお会いしてよくしっている方です。
ハネムーンをお手配いただいて、空港までお見送りに行ったり、
私がカンボジアに行く際、送別会を盛大に開いていただいたり、
私が結婚の報告をした際も、自分のように喜んでお祝いいただいたり。

どんな時も冷静で、清潔感があり、オヤジギャグが疲れますが、尊敬できる方です。
その方が最年少で会社のトップになった時は本当に嬉しかった。

すぐに連絡をし、ありがたくお気持ちだけで十分です。
弟さんが居酒屋を経営されていてそちらの方が先です。と、お断りしたのですが、
取り合っていただけません。
ありがたくお借りすることに。
そのお金は、そのままの封筒で大事にとってます。

救われました。
今までやってきたことは無駄じゃなかった。
どれだけ自信がついたことか。
この一件で、私の進むべき道が決まりました。
本当に感謝しかありません。
今回の緊急事態宣言解除になったら、ありがたくお伺いいたします。

それ以外にも、たくさんのお客様には支えていただきました。
感謝を込めて次回に披露していきます。

前にも公開しましたが、私の宝物 お客様の社員旅行案内