元日系国際線客室乗務員。現在はマナー講師として全国で活躍中。
まちこ先生のドナウからのらくがき⑨ 8/28 ブカレスト
8月28日 とうとうアマセレーナとクルーの皆様とお別れです。
”Your program today” に従って下船の準備です。
私達は9時発のブカレストツアーに入れて頂きました。
(飛行機の離陸が午後10頃の為)
このグループのトランクには赤色のタグを付けます。
つまり下船後の行動パターンによりトランクタグが異なるのです。
(黄色、緑、グレー、ブルー、紫、ピンク色、茶色)
これも手荷物と行動に間違いの無いように工夫されたスマートな方法ですよね。
クルーの皆様に見送られ下船。
その時ベンチに腰掛けておられたキャプテンとCo pilot の
お二人にそれぞれに記念写真をお願いしました。
Good bye とお別れをし、
色分けされたバスに乗り込みます(グループ赤)バスはほぼ満席。
いよいよアマセレーナとお別れ。
さようなら、アマセレーナ。
さようなら、クルーの皆様、そしてありがとう!
バスとクルーズマネージャーのJerenaさんは「バルカンの小パリ」と呼ばれる
ブカレストの魅力を余すところなく見せるように移動し導いてくださいました。
まずは車窓から凱旋門、
そして農村博物館【中には人馴れした猫(グレーと黒色)が古い民家に馴染んで】
にて散策、こちらではお土産物買うことができました。
その後次々と素晴らしい建築物を目にする事になりました。
アテネ音楽堂、ルーマニア貯蓄銀行、ルーマニア国立美術館、革命広場の旧共産党本部
(向い側→前にカロル1世騎馬像のあるブカレスト大学図書館)など。
素晴らしい建物です。
バルカンのパリと言われるのも理解できます。
そこでのランチの何と美味しかった事か!!!
少食の夫も完食したほどです。
特にデザート、すごくおいしかった。
皆様がこのデザートは素晴らしく美味しいと口々に言われていました。
(1984〜1989年に建設、本来はチャウシェスクの館だった。
ペンタゴンに次ぐ世界第2の大きさ、3000室の部屋)
この館は本当に本当に本当に凄い!!!!!!
お写真を見て頂ければわかって頂けるでしょうか。
ブダペストの国会議事堂をはるかに超える
広さ大きさ、豪華さ、スケール、優雅さ、贅沢さ です。
広いバルコニーに出ると正面に、美しい庭園と左右に対面する街並みが見えます。
このバルコニーから演説をしたのはチャウシェスクではなくマイケルジャクソンだった。
”ブルガリアの皆さん”と間違えて。
バスはヒルトンホテルに運んでくれました。午後4時頃でした。
私たち以外の皆様はホテルにチェックインの手続きです。
私共はロビーで飲み物をオーダーして一休み
(空港への迎車は午後6時→自由時間2時間)です。
その後、疲れたように見える夫を置いて約1時間程、
私はダウンタウンに行ってみることに。
大通りに出て商店街を歩いているといきなり「こんにちわ」という
日本語に足を止められました。
インドの商品を売っているお店のオーナー(インドの方)は、
日本に8年くらい住んでいたそうで日本語が時々出てきます。
そちらで2つのお土産を買い、スーパーマーケットが直ぐ近くだと教えてくださいました。
行ってみました。大きなスーパーマーケットです。
私は超お買い得なチョコレートを20Ron→600円、で買えるだけ買いました。
小銭が少し戻ってきましたがチョコレートは沢山買えました。
旅行のお土産はスーパーマーケットで買うのが一番です。
お買い得だし、美味しいし(地元の人の保証付き)
ショッピングに満足した私はヒルトンホテルに戻りました。6時15分前でした。
空港までの迎車はもう来ていました。
クルーズマネージャーのJerena さんも私達を見送りに。
私は彼女に感謝の気持ち、日本からのお土産をお渡しました。
8日間、本当にお世話になったのですから。
ささやかなお土産なのに彼女は大感激、大喜びです。
お互いにハグして別れを惜しみました。Bye!!! Bye !!! Bye!!!
空港に着いた私たちは航空会社のカウンターでの手続きを終え、
出国検査の後ラウンジで休息です。
ボーディングが掛かりました。
私たちを乗せた飛行機はイスタンブール経由で大阪の関西空港を目指します。
離陸時窓から見えるブカレストの街の美しい事。
この美しいブカレストをドナウのサファイア(高貴な青色)と記憶し続けたいと思います。
さようならドナウ川、さようなら宝石のように美しかった岸辺の街々よ。
この10日間の旅、素晴らしかったクルーズィングの旅を私は一生忘れないでしょう。