ぶらりタイ・プーケットへ③
アビスタ・グランデ M ギャラリー バイ ソフィテル

■プーケットへ■


タイ・バンコクで3泊。
満喫した後、国内線でプーケットへ。
バンコク到着日より毎日、本降りの雨。地元の人に聞いたら、私が到着した日から雨。
それまでは天気が良かったとの事。
プーケットでは晴れて欲しい。

スワンナプーム空港からタイ・スマイル航空でプーケットまで90分のフライト。
アンダマン海の真珠を期待しましたが、しとしと雨。

今回のホテルは、カロンビーチにあるアビスタ・グランデ M ギャラリー バイ ソフィテル。

周りに何もない静かなリゾートより、
近くにレストランがあり、ブラブラできるリゾートを選択。

2017年12月オープン。全159室。
宿泊した部屋は5F最上階にあるデラックスルーム 52.55㎡の広さ。
オーシャンフロント、ダブルシンク、シャワー・バスタブがセパレート。

正直、施設は雰囲気は、期待しすぎていたのか、それほどではありません。
スモール・ブティックホテルとうたっていますが、中途半端な規模の159室。
ホームページにはサウナあり。実際にはなかったです。

ホスピタリティは素晴らしい。
フロントは、名前と部屋番号を覚えていたり、
朝食のレストランでは、フランス人GMが、
何か困ったことありませんか。など、毎日声をかけてくれました。

チェックインの際、AIKOさんが担当していただき、
滞在中いろいろとお世話になりました。

日本人だと思ったら、あまり日本語は話すことができず、
お父さんが日本人、お母さんがフィリピン人のハーフで、
ずっとフィリピンに住んでいたそうです。

カロンビーチは、道を隔てて徒歩3分。
ホテル周辺には、コンビニ、レストラン、土産屋、ランドリー、
レンタルバイクなど多数あるので楽です。

アビスタ・グランデ・プーケット

■クルーズ寄港■


今回、プーケットの目的は、シンガポール発着のアジアクルーズで、プーケットに寄港。
事前に何も言わなく、驚かすことです。

その前に、プーケットに来ている、クルーズではないお客さんも驚かします。
お客さんが宿泊しているのが、クラウンプラザ・プーケット。
私のホテルから、クラウンプラザがあるパンワビーチは、島の反対側。

レンタルバイクを借りて、夕方出発。
場所は行ったら分かると、タカをくくっていたら、
途中、訳が分からなくなり、道を聞いた方が親切で、
地図まで書いて教えていただきました。

交通量も多く、バイクの運転するのが怖いです。
結局1時間以上かかり、疲れました。
19:00に到着。
バイク置き場に停め、フロントからお客さんの電話。
いない。
ホテル前のレストランを覗きましたがいなく、お客さんの携帯電話へ。

滞在中、ずっとホテル前のレストランで食事をとっていたが、
この日が最後の夜で、プーケットタウンにショーを観に行く、
19:00発の送迎で出たばかり。
と、いうことは入れ違い。
お土産ビールを置いて帰りました。

クラウンプラザ・プーケットがある、パンワビーチは静かな場所にあり、
周りに殆ど何もありません。
その方が、リゾートとしてゆっくりできると思います。

ホテルは、高級感があり、かなり良い雰囲気。
バーで生演奏を聞きながら、目の前のビーチを望むことができます。
私がおすすめしたホテルは間違いない!

翌日、クルーズは、パトンビーチに09:00入港。
お客さんには、11:00に降りたところでガイドガイドが待っています。とご案内。

ワゴン車をチャーターして、パトンビーチへ。
着いているはずのクルーズ船がどこにも見えません。
周りの人に聞いたら、遅れている。もうすぐ来る。
あまりタイ人の言うことは、日本人の感覚と全然違います。

クルーズ緊急連絡先に電話してもテープのアナウンスのみ。
クルーズ総代理店に連絡しても、誰も分からない。

数組、旅行会社ガイドがクルーズ到着を待っていて分からない。
そうしている間に、チャーターしたドライバーが、
港が変わっているとの情報入手。
島の反対側で、ここから1時間かかる。

その時点で11:00。
お客さんに電話をしたら、運よく通じて、港変更でガイドがそちらへ向かってます。
テンダーボートで下船なので、まだ1時間以上がかかる。
ちょうどいいタイミングだと、港へ急ぎました。
港の場所は、昨日バイクで来たクラウンプラザのすぐ近く。

12:00過ぎ港に到着。
驚かせる為には、出口にたくさんいるタクシーの呼び込みに混ざり、
私もタクシーの勧誘をしよう。
汗だくになりながら、待ちに待って13:30すぎ、
後ろから肩を叩かれました。
「何してるの!?」
見逃してしまって、逆に声をかけられました。
あまり驚かれなく、想像していた感動の再開には程遠い。

プロンテップ岬観光の後、Mandarava Resort and Spa Phuketにてタイ料理の昼食。
その後、シャロン寺院、カシューナッツ工場など、
プーケット定番を一通り。

天気が良くなかったので、プーケットのイメージが良くないかも。

こちらのお客さん、クラウンプラザのお客さん、
どちらも、お客さんというよりも家族に近い関係なので、いきなり会いに行きました。
普通は迷惑になるのでしませんので、ご安心ください。

タイ・プーケット旅行② アビスタ・グランデ・プーケット Mギャラリー by ソフィテル

ぶらりタイ・プーケットへ② バンコク S31ホテル

■バンコク S31スクンビットホテル■


四川・成都のホテルをチェックアウトして、
四川航空 8145便にてタイ・バンコクへ。
16:35 バンコク・スワンナプーム空港到着。

半年ぶりバンコク。
以前よりタイが好きで、タイの空気を吸うだけで満足する位。
タイは、男性のみ、女性のみ、家族、一人旅、グループ、
お金持ちでも、お金がなくても、それぞれの楽しみ方がある国です。

最近はそこまでになりませんが、以前は半年に一度行かないと、
タイ病になり、居ても立っても居られない程でした。

今回は、S31スクンビットホテルに3泊。
初めて泊まるホテルです。

スワンナプーム空港から、大雨で混んでいてS31に着いたのが、20:00過ぎ。
エントランスからスタッフの対応が良く、エレベーターで7F、
ホテルロビーに上がります。
アロマのいい香りに包まれて、グランドピアノがあり、それなりの高級感があります。
やっぱり旅はこうでなくてはと満足感。

フロントにてチェックインしたら、
「こちらのホテルではありません。向いのホテルになります」
道路を隔てた、同系列の「Sボックス スクンビット ホテル」
エントランスのスタッフから同情され、雨の中移動しました。

Sボックスに入ってみたら、
カジュアルそのもののホテルで、ロビーも狭く、
レストランは簡易的で、雲泥の差がありました。

部屋に入ったら、スーツも開くことができなく、
一人で泊まるにも圧迫感があります。

今回、妻との旅行。
妻は、S31を事前に調べていて、贅沢だけど、ここのスパを行ってもいいかなと、
どれだけ楽しみにしていたか。
妻に謝り、ここで楽しもうと開き直る素振りをみせました。

ただ、予約は間違いで覆せると、私は確信してました。
ホテル仕入れに連絡をして、すぐにS31に移動できるように手配しました。
処理に時間がかかるので、1時間後にホテルを移動するようにと、
その時点でS31宿泊できるのは確定してました。

妻には駄目だったSボックスで楽しもうと。

その時点で22:00頃。
夕食も食べてなかったので、とりあえず食べに行こうと、近くのレストランへ。
先にあんないいホテルをみたから、ちょっとへこむけど、
この為に頑張ってきたんだから楽しもうと、逆に慰められました。

スクンビットのスポーツバーで、でっかいジョッキで飲むビールにタイ料理。
ふたりとも、そんなに強くないのですが、
旅行に来たら意地でもビールを注文します。そしてタイ料理。
ホテルはどこでも、こういうパートナーと一緒にいるだけで最高に幸せです。

そして、Sボックスの部屋に着くなり、移動しよう。荷物を片付け始めたら、
エー!!と、そこで初めて妻はS31に泊まれる事を知りました。

ホテルによって旅行のイメージが全然違うものに変わります。
私は以前から、プライベート旅行の場合、
中級ホテルしか泊まりませんでした。
それはそれで違った良さがあります。
ただ、比べたら良い方が良いに決まってます。

■バンコクでの休日■


バンコクでの3泊は、念願の何もしないで、その時の気分。

朝、早めに起きて、ホテルから15分のベンジャキティ公園へウォーキング。
一周1.8kmのジョギングコース。

ベンジャキティ公園

ホテルに戻り朝食。
朝食内容は、品数があり、3泊しても飽きることなく、美味しくいただきました。

ジムでさらに汗を流し、ここS31のジムは、ムエタイのリングがあります。
その後は、いつでも貸切状態のサウナで読書。

部屋に戻るのは、お昼前。
S31スクンビットホテルは、ロケーション抜群によいです。
徒歩10分でターミナル21(ショッピングセンター)のフードコートで昼食。
ホテルに戻り昼寝。

地下鉄に乗り、早めの夕食ソンブーンへ。
北朝鮮ピョンヤンレストランで冷麺、
ホテル周辺のバーでビールを一杯。

タイ・プーケット旅行① 成都~バンコク

ぶらりタイ・プーケットへ① 四川省・成都

■四川航空 中国・成都へ■


ゴールデンウィークにお客さんがアジアクルーズへ。
ゴールデンウィークど真ん中にも関わらず、四川航空がお得なバンコク行き航空券が。
急遽、行くことを決めました。
寄港地のプーケットへ、何も言わずに、驚かせにいきました。

お客さんには、寄港地のプーケットでは、ガイドを手配し下船したところでミーティング。
ガイド名:Ayustet 私の名前の逆さにしただけをご案内。

関西空港から四川省・成都へ。

乗継で前後泊を成都で宿泊。
成都に行くのは、初めてで想像がつきません。

20:25 関西空港発、四川航空 3U8088 00:05成都空港到着。

近代的な綺麗な空港。
入国審査10ブースほどあるのに対し、外国人利用は2ブースのみ。
後の8ブースは中国人用。
かなりの行列の長さで1時間並びました。

ホテルは、空港から徒歩10分の成都エアポートエクスプレスホテル。
ホテルチェックインは、深夜2時。
周辺には、コンビニ、レストランなど何もなく、
トランジットで寝るだけホテル。

成都エアポート エクスプレス ホテル

翌朝、朝食にホテルレストランへ。
どこのホテルも同じようなものですが、ここは違いました。
全て中華料理の朝食バージョンなのですが、野菜が中心で優しい味付け。
四川料理中心なので、本場の担々麵も。
全然期待してなかったのですが、全て美味しく、朝からガツガツいただきました。

朝食後、チェックアウトまでゆっくりして、
12:00ホテルシャトルバスで空港へ。
それにしても立派な綺麗な空港で、四川航空の航空機数に驚かされました。
羽田、成田のJAL、ANA、これだけの航空機数は、足元にも及ばない数。
中国の底力を見せつけられました。
また、関空チェックインの際も、他の中華系と比べ、乗客の質が良いと感じました。

改めて成都を調べました。
人口比では、中国第4の都市。
人口:1,591万8000人 
世界の観光客数の上昇率で、世界のトップが大阪。2位が成都。

ちなみに、中国の人口比ベストテン。
10位 ハルピン(黒竜江省) 1,066万5000人
9位 武漢(湖北省) 1,076万2000人
8位 石家庄(河北省) 1,078万4600人
7位 深セン(広東省) 1,190万8400人 
6位 広州(広東省) 1,404万3500人
5位 天津(直轄市) 1,562万1200人
4位 成都(四川省)
3位 北京(直轄市) 2,172万9000人
2位 上海(直轄市) 2,419万7000人
1位 重慶(直轄市) 3,048万4300人

四川航空の機内食がエコノミーですが美味しい。
機内食を配る際、キャビンアテンダントが、瓶から調味料を機内食にかけていきます。
スパイシーとのことで、お願いし、ご飯の上にスプーン一杯分を乗せます。
日本でも数年前に流行った食べるラー油。
これが美味しいのです。

老干媽肉絲豆鼓油辣椒(ローカンマ/ラオガンマ)
中国では知らぬ人はいないという人民食。
パッケージの写真は男性と思いきや、女性でした。
街でこの人の作るラー油が美味しいとの評判で、商品化したら爆売れ。
今は、四川省の大豪邸に住む億万長者。
帰りにたくさん土産で買ってきました。

老干媽

私の旅

■旅の目的■


旅が好きです。
いつでも旅をの予約を入れて、それを目標に日頃頑張ります。

私の旅のスタイルは、「何もしない」というのが、何よりも楽しみ。
とっておきの本を持っていき、読みたいときに読み、
寝たいときに寝て、お腹が空いたらその時に食べたいものを食べる。

海外に出たら、自分の日常を客観的に見ることができます。
人に対しての感謝。
自分に足りないもの。
もっとこうしよう。
など、日頃考えない事が、旅にでたら考えるようになります。

日頃、運動をさぼり気味ですが、
旅に出たら、億劫になくことなく、日課になります。

朝、早めに起きて、ウォーキング。
その土地を見ることができるし、
歩くのは、脳にもよくて、いろいろなアイデアが浮かんできます。
ホテルに戻り、ゆっくり朝食。
朝食後、ホテルのジムで1時間ランニング。
その後、サウナで読書。

部屋に戻るころには昼前です。
部屋で仕事をさっと片付け、
昼からプールでギンギンに冷えたビールを飲みながら読書。
あっという間に夕方になり、自然にお腹がすいてくるので、
その時の食べたいものを食べる。

これが私のかけがえない至福の時です。

その為、名所旧跡の観光地には滅多に行くことはありません。
流れで行くことはありますが、それよりも自分の時間を大切にしたいです。

クルーズでも同じパターンで、昼から時間が空いた時にぶらっと周辺を散策。
名所旧跡の観光地が目的ではありません。

■旅のスタイル■


ゴールデンウィークにプーケットに行ってきました。

例年、ゴールデンウィークには、クルーズツアーを催行するのですが、
年々、集客が少なくなり、今年は催行しなかったのです。

そもそもクルーズは、団体で行くようなものではありません。
好きな時間を過ごすのがクルーズ旅の醍醐味。

今まで一緒に行っていたお客様も、初めは言葉の不安があり、
ツアーに参加という形でしたが、一回行き要領を得たら、自分で行くようになります。

パターンは同じです。
日本の空港を出発から帰国までの流れ、注意事項を詳しくご案内してます。
あとは、楽しむだけです。

ツアーを組んだら、いろいろなお客様に出会うことができます。
メディアツアー(新聞広告募集ツアー)専門の方は、空白を嫌がります。
行程が隙間なくびっしり詰まってなかったら、怒り出す方。
空白は、損だと思っているのだと。
観光地に、たくさん行かないと損をするという発想。
そういう方は、カジュアルクラス・内側客室が圧倒的に多く、
寝るだけだからと同じことをおっしゃいます。
回数を多くいくので、安い方が良い。

私も添乗で内側客室に数回泊まりましたが、
ドアを閉めたら、ライトをつけない限り真っ暗。
どこにいるのか、何時なのかさっぱり分かりません。
いくら仕事とはいえ、大好きなクルーズでは辛い。

カジュアルクラス客船の内側客室3回行くなら、
プレミアムクラスのベランダ1回。
カジュアルクラス客船の内側客室10回行くなら、
ラグジュアリークラス客船のベランダ1回行く方が得るものが多いと思います。

話がそれましたが、例年ご一緒するお客さんが、今年はアジアクルーズ。
プーケットに寄港します、そこで驚かせようと思い行きました。

お客さんには、プーケットでは、専用車・ガイドをこちらで手配。
時間だけを決めてました。

人生はじめての手術

■内視鏡検査■


私は幼少の頃から健康そのもので、病院に行ったことがない。

母子家庭ということもあり、病院の治療費は無料。
それが嫌だったせいか、病院とは無縁でした。

唯一、手術というべきか、20歳前後のある日、局部にイボが数個。
翌日には、それが大きくなり、新たに数個でき、
その翌日にはさら大きく、新たに数個。
まるでカリフラワー。

病院に行き、すぐに局部に麻酔注射で、レザーで焼き切り完治。
その時の麻酔注射のトラウマがあって、いまだに注射は苦手。
病気?は、それ位で、身体は健康そのもの。

その頃、おならをしたら、生ぬるいものが。
もらした!と、確認したら、パンツが真っ赤になる血便。
それ以来、体調が悪くなれば、血便がでました。
トイレでは、ワインレッドのような綺麗なもの。
周りに聞いたら、痔なので心配しなくてよいとのこと。

あれから28年。
一度も病院で検査はしてません。

お客さんで大腸ガン患者がおり、血便の事を話したら、
早期発見だったら、その場で簡単に切ることができるのですぐに検査すべし。
と、アドバイスに従い、昨日、大腸内視鏡検査へ。

正直、自分では、30年近くも血便がでてるのに、ほったらかしなので、
相当悪いと思ってました。

昨日、朝からの雨で、病院の駐車場が混み合い、
駐車場前には5台が並んでいます。
その時点で予約10:00の5分前。
電話して状況を伝えました。
この時点で、車で来たことがばれてしまいました。

鎮痛薬を利用するので、車では絶対に来ないように言われてました。
家族が迎えにくるので、大丈夫と、言い張っても、飲酒運転と同じなので絶対ダメ。
結局、鎮痛剤なしとなりました。

まずは、下剤で便を出し切り、3回目の便を看護師さん見せます。
1の個体状態~4の完全水分になるまで、便を出しきります。
4の完全水分でないと内視鏡が入らない為。

1リットルの下剤を1時間かけて飲みます。
その後、500mlの水を30分かけて飲み出し切ります。

その飲んでいる時に、同じテーブルで対象的なお2人と出会いました。
お2人とも70歳前後の男性で、お互いにお話しされてるので、友人だと思ってました。
(たまたま横同士)

横の方が、宇津井健似で、ジーンズにポロシャツ、スニーカーの、
検査なので、決して高価なものでなく、ダイエーの安売りファッションですが、
しかし腕にはロレックス。
姿勢が良く、若々しく、礼儀正しい。

もう一人は、革靴で、ポロシャツ、スラックスの老人ファッション。
姿勢が悪く、くたびれ感は否めません。
同年代ですが、全てが違い対象的。

1リットルを60分かけて飲むと説明に、
老人は理解できなく、看護師にペースが速すぎると、注意されてました。
健さんが、60分を4で割って15分ごとに250mlの線を飲んだらよいと、
的確なアドバイスに、さすがと心の中でうなりました。

便に行く度に、自分で記入します。
時間と1~4の番号。
健さんは、順調に便が出て、3、3、3、4、4と、
1時間半でクリアになりました。

老人の方は、なかなか便がでません。
焦っている老人に健さんは、
「なんでも人生と同じ。のんびりゆっくりいこうや!」

健さんのこの言葉に感動しました。
なんて素晴らしい方だろう!なんて魅力的な人だろう!!

老人は、45分経ち始めての便。
要領を理解していないので、1回目の便で看護師を呼び、
結局、全ての便を看護師に見せて、全て看護師が時間番号を記入。

1時間経ち、健さんは水を購入し、30分かけて500ml飲み、
スムーズに数回目の4番を記入。
検査OKがでました。

老人は、1時間経ち、水を1.5リットルを2本購入。
薬が入っていたプラチックコップにご丁寧に少しずつ入れて飲んでました。
30分たった後も、社会の窓を全開に飲み切らない水をさらに購入しに行き、
看護師に、それ以上飲まないでと、注意されてました。

私の方は、30分経っても全く出る気配はありません。
どうなっているのだろうと思っていたら、
急にトイレに行きたくなり、3回目で4番になりました。
これで検査OKとなると思ったら、それから3回、4番を確認され、ようやく検査OKに。

車に乗って来た為、鎮痛剤が使えなくなり、かなりビビりました。

お尻部分が切れている紙パンツに履き替え、出血止めの点滴。
昔のトラウマが今でもあり、
この注射が、肛門からの内視鏡より、怖く辛かった。

いよいよ診察室へ。
男性の先生と、女性の看護師。
横には32型モニターがあり、自分の大腸内をリアルに見ることができます。
今、どこに来ているか、あとどの位で奥まで達するかを教えてくれます。
約10分、特に痛みはなく奥まで挿入。
もう痛みはないとわかったら、リラックスタイム。

冷静に自分の大腸を観察し、真っ黒なものとおもいきや、
なんて綺麗な大腸なのだろうと感心しました。
見るだけでご飯3杯いけそうな、美味しそうなテッチャンではないか。

途中、1つポリープがあり、その場で摘出。
切除し、クリップを3か所留め。
あっという間の30分。何にも痛みはありません。

そのポリープが良性か悪性かなどの検査結果を
来週の火曜日に聞きに行きます。

検査が終わり、健さんは、ポリープが4つ見つかり切除。
点滴を受けていました。

老人は、ポリープ一つもなく、点滴を受けることもなく終了。
着替えてお気をつけてお帰りくださいと、看護師。
紙パンツを一人で着替えることができなかったみたいで、
看護師が気を利かして、待合室にいる奥様に声をかけて呼んできてました。
「○○さんのご親族の方、いらっしゃいますか~!!」
待合室では、何か事故があったのだろうと想像したに違いありません。

入ってきた奥さんは若々しく、60代半ばに見えました。
老人は健さんより歳下だと思います。

やはり!!
その方は決して呆けているのなく、老けているのです。
何でも人に依存していたら、自分では何もできなくなり、
全てにおいて自主性、自信がなくなるような気がします。

私も気を付けよう。
私は一人暮らしが長く、何でも自分でやってましたが、
結婚してから、やってもらうのが当たり前になる依存癖がついて、
自分でできなくなっているのが分かります。
だんだんエスカレートしたら、こちらの老人のようになる可能性があります。

対して健さんは、一挙手一投足かっこいい。
点滴受けている時も、横に人が来たら気配り。
周りが気分よくなります。
また、健さんはローレックスがよく似合う。

商人にとってロレックスは最高の武器といいます。
ローレックスをして、お客様の為に一生懸命に対応する。

私も健さんを目指します。