元日系国際線客室乗務員。現在はマナー講師として全国で活躍中。
まちこ先生のドナウからのらくがき⑦ 8/26 ヴィディン
ブルガリアのヴィディンで迎えた朝、
今日訪れるのはベログラトチク要塞とババ.ビダ城です。
まず、ベログラトチク要塞を訪れました。
バスで1時間ちょっと、狭い道を縫うように山の中に進んでいきました。
そして降りてみると何と凄い!!! 凄い要塞砦です。
奇岩群や石灰岩のとてもユニークな自然の岩山で形成されまさに自然要塞なのです。
この要塞の歴史はローマ帝国の時代から始まるとの事。
門をくぐりドンドンと登っていきます。
高く上るにつれ麓の街並みが見えてきました。
それはそれはのどかな町並みです。
この要塞、私には大きな大きな2頭の像がこちらを向いて座っているように感じました。
この要塞は様々な伝説を生み出してきたのだそうです。
ブルガリアで最も規模が大きい中世のお城です。
門のなかに入り進んでいくと、視界にドナウ川とヴィディンの街並みが城壁の向こうに。
広いこの場所で王座を巡った権力争いのお芝居が披露されました。
シップに戻ったのは午後1時半頃でした。
ランチを頂きながら、アマセレーナは2時にヴィディンを出港しました。
貴族の娘ヴィダが生涯独身で守り続けたババ.ビダ城。
そのお城のあるこの街、ヴィディンをドナウの高貴な紫色の宝石、
タンザナイトとして思い出に残すことにいたしましょう。
今夜と明日のみとなりました。
船の中ではいろいろなイベントが企画されていました。
6時半からはフェアウェル、カクテルパーティです。
このパーティではアマセレーナの全クルーが紹介されました。
この時、Room makeのSilviaさんRandyさんなどの名前を覚えることができたのです。
皆さんの生き生きとした素敵な姿、カッコいい!!!
7時からのディナーの後はDance the night(ダンスパーティ)です。
ディナーはオーストラリアからの母娘の方と一緒でした。
お母様はMarian、お嬢様はMariades。
オーストラリアのシドニーからでした。
我が家ではオーストラリアからの高校生のホームステイを何度か引き受けた事など、
日豪親善のお話に花が咲きました。
さて、ダンスタイムです。Myrian が Machiko と誘ってくれました。
二人でみんなで楽しくダンス!!!
こうして夜も更けクルーの皆さんと私たちのクルージングは
明日を残すのみとなってしまいました。
アンケート用紙に、ほとんどExcelent(3つだけVery good)と記入しました。
こんなに素晴らしいクルーズを提供して下さっているのですから。
そして、チップの袋にも感謝の気持ちを入れさせて頂きました。
その時、Ama Waterways のロゴマークのある
25㎝四方のボックスに気が付きました。???
インフォメーションが入っているの???
と思いながら開けてみました。
何という事でしょう。
その箱の中にはターコイズブルーの美しいストールが入っていたのです。
えっえっえっ!!!。これってプレゼント???
直ぐにフロントに電話すると私へのプレゼントだとの事。
私は「凄く気に入りました。大切にします、ありがとう」とお礼を言いました。
感動です。感謝です。本当にありがとう、ありがとう。
明日の予定に目を通し、窓をめいっぱいに開けてドナウ川の風と空気を吸い込みました。
とうとうクルーズイングも明日のみとなったことが何だか、せつなくて…。