コスタ・デリチョーザ 世界一周クルーズ 2024 船内レポート

ワールドクルーズ 2024 神戸寄港
以前、私はクルーズと言えば「世界一周」「一部の金持ち」のイメージで、
旅行業に携わっていても、別世界のもので全く興味がありませんでした。

それが1週間以内でのショートクルーズもあり、クルーズには食事など全て含まれていて、
通常の旅行と同じ位、もしくは、計算したらクルーズの方が断然安い。
予算を気にせず存分に楽しめ、何より満足度が断然違うのです。

ただ世界一周となると夢のまた夢。
その世界一周クルーズが2024年 3/25に神戸に寄港しました。

ワールドクルーズ2024 コース詳細

行 先ワールドクルーズ
発着地トリエステ(ベニス)~トリエステ(ベニス)
クルーズ会社コスタ・クルーズ
船 名コスタ デリチョーザ
シップデータ総トン数:92,600トン 乗客定員:2,260名 クルー:934名
全長:293.5m 全幅:32.25m 就航:2010年
クルーズ日程2024年 1月06日(土)- 5月11日(土)
日 数127日間
クルーズ代金お1人様:内側客室 1,873,000円~

2024年1/06 トリエステ(ベニス)を出航。

地中海、カナリア諸島、大西洋横断、カリブ海を経て中南米。
イースター島、南太平洋、オセアニアをクルージング。
パプアニューギニア・ラバウルを出港し、5日間の終日クルージングを挟んで神戸寄港。

神戸市が楽団による歓迎演奏。
日本の港は素晴らしい。入港、出港時のセレモニーは感動ものです。
海外では日常的に寄港が多い港は、歓迎セレモニーはあまり見ることはありません。

乗客層は70~80代が多く、
南ヨーロッパ(イタリア、スペイン、フランス)の方が多いように見受けられました。
決して一部のお金持ちといった感じではありません。
普通の方が普段着で気楽に自然に旅を楽しむ感じです。

コスタ・クルーズは弊社で取扱いしている船会社で、最もお手軽なクルーズです。
イタリア客船で、船内に入ればそこはイタリアの陽気な雰囲気。

コスタクルーズの通常の1週間クルーズでの乗客層は、ファミリー、若い方が多いイメージ。
小人17歳以下は無料の為、ファミリー層が多くなります。
クルーズ代金を抑え、誰でも気軽に楽しむことができるカジュアルクラスのクルーズです。

コスタデリチョーザ 船内・食事
コスタクルーズの中では一番小さな9万トンクラス。
小さいといっても、乗客2,200名なのでかなりの大きさです。
設備はどの船会社、客船と比べても同じように整っています。

コスタデリチョーザを今まで写真で見る限り、船内はギラギラした色使いで、
落ち着けそうな雰囲気とは正反対で、正直私は好みではありませんでした。

実際に乗船してみて、ギラギラ感はさほど感じられず、
落ち着いて船旅を楽しめるのではないかと思います。
写真の撮り方に問題かも。

アトリウムは吹き抜けでシースルーエレベーター。
吹き抜け部分に「コスタデリチョーザ ワールドクルーズ2024」垂れ幕。
アトリウムに入っただけで、船旅のワクワクした高揚感。
さすがにワールドクルーズは空気が違います。

メインダイニングでランチをいただきました。
ランチ、ディナーとメニューが毎日変わります。

プレミアム以上の客船と比べれば、食材を含めて歴然としていますが、
逆にこの値段でよく頑張っていると感心しました。

コスタでのディナーは、メインダイニング2回制。
1回目:18:00~
2回目:20:30~

日本人、アメリカ人は断然1回目が需要がありますが、
イタリア船ではヨーロッパの方が多く、断然2回目が人気があります。
20:30からでも早いとの声が多いそうです。

コスタデリチョーザは、メインダイニング、ビュッフェレストランの他に、
別途有料のレストラン、ピザ専門店等があるので、
ワールドクルーズでも飽きることはなさそうです。

– エリート・レストラン(スイート専用)…メニューがグレードアップ、雰囲気も変わります。
– ピッツェリア・プミドーロ(ピザ)…ピザ1枚 €9~15。
– ソルティ・ビーチストリート・フード(ハンバーガー)…無料
– リド・アクアレジーナ(軽食)…無料
– ジェラテリア・アマリーリョ(ジェラート)…コスタカップ€9.30 メルバアイス€8.80など
– スシノ・アット・コスタ(寿司)…別途 €6~7。
– アーキペラゴ(ミシュランシェフ監修のレストラン)…ディナーコースはカバーチャージ€59。

バー・ラウンジは船内に7軒あり、それぞれに違った雰囲気。

コスタデリチョーザ キャビン(客室)とパブリックエリア

今回のワールドクルーズは、ほぼ満室との事で、
グランドスイートと海側客室しか空いてませんでした。

- 海側客室(15.2㎡)
デッキ1に位置しており、シャワーのみ。

- グランドスイート(46.2㎡)
コスタ・デリチョーザの最上級スイート
バスルームには、ダブルシンク、バスタブがあり。
コーヒーマシンが備え付けています。

フィットネスセンターはもちろん無料ですが、
ソレミオ・ビューティスパ 1日/€49が必要ですが、
パッケージを利用したらもっとお得になります。

ホットストーン、ミストサウナ、ドライサウナ完備。
雰囲気は良く、大海原を眺めながらのサウナ最高です。

キッズエリアも用意され、ワールドクルーズではさすがにキッズは殆どいないかと思います。
面白いのが夜23:30までの営業。南ヨーロッパの人は夜が遅い。

クルーズは客層が重要だと思います。
コスタは賑やかというイメージが、ワールドクルーズは完全に乗客層が違うので、
静かで落ち着いた雰囲気です。

乗客は目が合うとニコッと笑顔で挨拶。
船内は心地よい空気が漂っています。

コスタデリチョーザ ワールドクルーズ 2024-2025

コスタデリチョーザでは、ワールドクルーズ 2024-2025の設定があります。

・クルーズ日程:2024年 12月07日(土)- 4月16日(水)130泊131日
・発着地:トリエステ(ベニス)~トリエステ(ベニス)
・クルーズ代金(2名1室/お一人様)
– 内側:2,149,000円
– 海側:2,674,000円
– バルコニー:3,016,000円
– パノラマ・スイート:5,839,000円
– グランド・スイート:7,355,000円
諸税:91,440円 ※クルーズ代金、諸税ともに変動します。
船内チップ:1泊/10ユーロ(船上精算)

※全てのカテゴリーでドリンクパッケージ付
<ドリンクメニュー例>
グラスで提供するソフトドリンクとミネラルウォーター、ドラフトビール、
ノンアルコールビール、フルーツジュース、コーヒー各種、イタリアンハウスワイン赤白、
グラッパ、ウイスキー、ジン、ウォッカ、ブランデー、ラムなど
※内容は予告なく変更となる場合がございます。
◇参考:ドリンクパッケージ メニュー

世界一周クルーズ
確かに最高峰ラグジュアリークラスでは、140日間 お一人様 1千万円を超えるクルーズもあります。

コスタ・クルーズの場合、夢のまた夢ではありません。
131日間で200万円ちょっとから、世界一周の夢が叶うのです。

今まで頑張ってきた自分自身のご褒美に。
人生を振り返り、新たなスタートへ。

コスタ デリチョーザ ワールドクルーズ 2024年-2025年 コース詳細

【動画】オーシャニア・リビエラ 船内レポート

オーシャニア・リビエラ船内を動画でご案内
2024年3月15日 神戸港にオーシャニア・リビエラが寄港。
オーシャニアクルーズのOクラス(66,000トン)は日本初寄港。

2022年12月に全改装が終了し、新造船そのものです。
設備、料理、サービス、クルーのホスピタリティ、客層、そしてクルーズ代金。
オーシャニアクルーズは全てにおいて一押しのクルーズです。

2024~2025年 オーシャニア・リビエラ 日本発着クルーズ
・2024年 3月20日(水)-4月01日(月)横浜~横浜 12泊13日
・2024年 4月01日(月)-13日(土)横浜~横浜 12泊13日
・2025年 4月01日(火)-13日(日)東京~東京 12泊13日
・2025年 4月13日(日)-25日(金)東京~東京 12泊13日
・2025年 5月08日(木)-22日(木)神戸~東京 14泊15日
※2025年5/08発のみ オーシャニア・レガッタ(Rクラス)運航
クルーズ代金:お一人様:USD4,499-~

オーシャニア・リビエラ 日本発着クルーズ 2024-2025年

カーニバル・ラディアンス乗船記② ~誰もが気軽に楽しめるFUNシップ~   

賑やかな週末ショートクルーズ
乗船2日目。
目覚ましを06:30にセット。
目覚ましが鳴ってもまだ真夜中。
内側客室は電気を消したらずっと真夜中。全く時間が分からず、体内時計が狂います。

昨夜は23時就寝。
夜中1時と3時半に2回起こされました。
ノックの音で「ハウスキーピング」の声。
向かいのキャビンの方がビールか何かを注文。

3時半に起こされたので、タバコを吸いにデッキへ。
この時間でもバーでは30人以上が大盛り上がりには驚きました。
カジュアルの週末ショートクルーズなので、とことん楽しむ方が多く24時間賑わいます。

エレベーターホール近くはキャビンはおすすめしません。
夜中にエレベーターホールでは立ち飲みの方が盛り上がって長時間にわたり賑やか。

ただ残念なことに「フー!}はよく聞くけど、「ヒィーハー!」は、まだ一回も聞いていない。
本物の「ヒィーハー!」を聞きたい。

2日目は終日クルージング。
船内でゆっくりできるので私は好きです。

朝食後、旅の楽しみであるジョギング、サウナでの読書。
フィットネスセンターのランニングが船首にあるので、大海原望みながらのランニング。

その後、ドライサウナへ。
無料で利用することができ、男女共用。
いつも空いていて快適にサウナ・読書を楽しみました。

無料エリア以外に有料で「クラウド9」があり、スパ&サロン設備充実。

船内を散策します。10万トンクラスで3泊は全てをまわりきれません。

別途有料のスペシャリティ・レストランは、
・クチーナ・デル・カピターノ(イタリアン)は、別途$19のカバーチャージ。
・ボンサイ寿司(寿司バー)は、アラカルト。人気でいつも混んでいます。
3日ぶりのメキシコ・エンセナーダ
乗船3日目 
3日前にオーシャニア・ヴィスタと同じ場所で寄港。
エンセナーダは、23℃位の気温でカラッと晴れて心地良い。

前回は木曜日で今回は日曜日。
メイン通りはクルーズ乗客だけでなく、地元の方、観光客でさらに人が賑わっています。

メイン通りの奥に進んだらバーが増え満席の賑わい、
日曜日の午前中からかなりのお酒の量、完全に出来上がっています。 

いたるところのバーで「ピィー!ピィー!ピィー!」」と笛の音。
バーでアメフトの中継があったので、試合の観戦で盛り上がったいるのかと。

何をしているのかと見たら、テキーラをショットで一気飲みしながら、
小学校の運動会での組体操そのもので、笛の合図でポーズをとる。
卑猥でハレンチ。ここでは言えない、写真を撮るのはもってのほか。
面白すぎる!誰もが真剣にふざけてる。
人生を楽しんでいます。

平日とは全く違う光景がありました。

船内に戻り、ランチは最後にもう一度食べたかったチーズバーガーとビッグチキン。

ディナーはメインダイニングへ。
カーニバルクルーズの食事は、よく頑張っている感があります。
ファストフードも多数種類があり、ビュッフェも美味しく、メインダイニングも予想以上に満足しました。

カーニバルを13年ぶりに乗船しました。
その頃はまだクルーズを始めたばかりで、違いは分かっていても実際に乗船してみないと、
客層、雰囲気、クルーのサービス、料理など分かりません。

当時はもっと賑やかで何でもありの感があり、
どこでも飲み干したビール瓶、ビュッフェの皿が置いていたりしましたが、
今回も賑やかですが、そこまで何でもあり感はなくなっています。
前回と比べマナーが良くなったような気がします。
それも週末ショートクルーズなので、通常のクルーズは違うとは思います。

この値段でこれだけ楽しめるのは素晴らしい。
また気軽に気楽に乗りたいクルーズです。
このクルーズはドリンクパッケージは必須です。

心残りは、本物の「ヒィーハー!」は一度も聞けませんでした。
最後の夜にアトリウムで盛り上がっている時、それなら私がやってやると、
勇気を振り絞り「ヒィー」と言ったとたん周りの視線が。
恥ずかしくすぐにその場から逃げ、「ハー!」までは言えませんでした。
その夜は、まだまだ中途半端な自分に少し落ち込みました。


下船後、ロサンゼルス空港ホテルへ
早朝、暗いうちにロングビーチに入港。
キャビンは8時まで利用することができ、朝9時に下船。
通常、下船前日に荷物を部屋の前に置いて、運んでいただきますが、
ショートクルーズで荷物が少ないので自分で運ぶ人が殆どです。

帰国便は翌日の朝便。ロサンゼルス空港近くホテルを予約しています。
Uberでホテルへ約30分。

ソネスタ ロサンゼルス エアポート(旧クラウンプラザ)
チェックイン16:00からの案内でしたが、12:00にはチェックインできました。

部屋はデラックス 2ダブルベッド(25㎡)
25㎡となってますがもっと広く感じ、バスルームも広くバスタブもあり。
年季が入ったホテルですが、フィットネスジム、プールの施設が快適に過ごすことができました。
ただ部屋のエアコンを付けたら宇宙船のような轟音。

ロサンゼルス空港までシャトルで約10分。
徒歩5分にスーパー。徒歩15分にデニーズ(ファミリーレストラン)、カールスJr.(ハンバーガー)。
空港からの道沿いには、ヒルトン、シェラトン、ハイアット、マリオットなど、
ホテルが立ち並び、この周辺ではどこも空港までの無料シャトルバスがあります。
どこも同じような値段で、周辺のホテルを入って見比べましたが、ヒルトンが良い雰囲気。

夕食はファストフードのカールスJr.(ハンバーガー)でセットで
@¥2,500~¥3,000位はするのでデニーズへ。
コーヒーとサンドウィッチでチップ込みで最低でも@¥3,500~します。
最低限の食事でこの物価での普通の旅行1週間はなかなか厳しいです。

ロサンゼルス空港から帰国

帰国便のフライトスケジュール
AA027 ロサンゼルス09:35/羽田15:05+1
AA8457 羽田17:30/伊丹18:40 

早朝6:00にホテルをシャトルバスで出発。
チェックインをしてロサンゼルス空港から12時間半空の旅。

ロサンゼルスの時差は日本が17時間進んでいますが、全く時差ボケがなかったです。
私は東向きの飛行機に乗ったら、時差ボケが酷く、起きたら夕方だったのは1度ではありません。

日本からアメリカ方面へ、ヨーロッパから日本へは、時差ボケで10日間以上なかなか寝れなく、
逆方向の西向きは殆ど影響ありません。
今回、出発前日に体調が悪く18:00に寝たのが良かったのかも。

また、今回サマータイムの終了を始めて体験しました。
アメリカでは3/12からサマータイムが始まり11/05まで、カーニバルに乗っている時でした。
大々的に告知するのかと思ったら、船内新聞の片隅に小さく書いていただけ。
1時間時間を戻すので得した気分。
皆さん普通で、こんなにあっけないものかと。

アメリカの空港内ではタバコが吸えないのが常識。
ターミナルに入る前に13時間はタバコが吸えなくなるので、喫煙エリアでしっかり喫煙。

ターミナルに入りゲートへ向かう途中、タバコの標識が。
どうせターミナルの外なんだろう標識通りに進んでいったら、目の前に喫煙エリアがありました。
世紀の大発見!

予定通り羽田空港到着。
乗り継いで大阪へ帰ります。

何か食べたいと第一ターミナルB1へ。
「ラーメン 天鳳」初めて行く店でこれぞ町中華。
迷わず一押しの「天鳳麺」と半チャーハンセットを注文。
普段はビールは飲みませんが思わずビールも。

今回の旅で間違いなく一番美味しかった。

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カーニバル・ラディアンス乗船記① ~ロサンゼルス週末クルーズへ~

カーニバルクルーズに週末ショートクルーズに乗船
オーシャニア・ヴィスタをロサンゼルス・サンペドロ港を朝9時に下船。
そのまま帰国する予定でしたが、下船するのが金曜日。
カーニバルクルーズがロサンゼルス・ロングビーチ港から3泊のショートクルーズがある!
それならばと、すぐに予約しました。

サンペドロからロングビーチまでUberで約15分。
ロングビーチはカーニバル・クルーズ・ライン専用のターミナル。
ドームの中でチェックイン、乗船まで待ちます。

週末ショートクルーズは3泊4日で、週末の金曜日に乗船して月曜日の朝に下船。
コース
1(金) ロングビーチ(ロサンゼルス) 17:00
2(土) ~終日クルージング~
3(日) エンセナーダ(メキシコ) 08:00/17:00
4(月) ロングビーチ(ロサンゼルス) 07:00

カーニバルクルーズは、今から13年前の2010年。3泊の週末ショートクルーズに乗船しました。
全く同じコースに乗船します。

カーニバル・クルーズ・ラインのコンセプトは「FUNシップ」。
クルーズ代金をお手軽に設定し、誰もが気軽に乗れるクルーズ。

カーニバル・クルーズ・ラインが
クルーズは一部のお金持ちしか乗れない敷居の高いイメージから、
誰でも乗れて楽しめる、お手軽なレジャーを実践し、
アメリカ、そして世界のクルーズ人口が爆発的に増えたといってもいい程です。

初めて乗船した時には、驚くことばかりでした。
週末ショートクルーズで普段と客層が違うのだと思いますが、自由そのもの。

乗船後、皆さんすぐに、とにかくビール、ワイン、カクテルを飲みまくり。
こんな所までと、いつでもどこでも歩きながらでも、エレベーターの中でも。

当時は避難訓練をプールデッキで大人数で行っており、
クルーがいくら注意しても、ビールを飲み、唐揚げを食べ続け、プールに飛び込む人まで。
コントそのもので、グダグダの状態で訓練になりません。
見ているだけで楽しい。これぞFUNシップ!

とにかく賑やかで、いたるところで「フー!」の連発。
「フー!」よりも多く聞いたのが、「ヒィーハー!」。
初めて聞き、本当に言うんだと、感動しました。
それも数回程度ではなく、早朝から夜中まで「ヒィーハー!」
1日100回以上×3泊「ヒィーハー!」を聞き堪能しました。

今回も本物の「ヒィーハー!」が聞きたい。
できれば私も「ヒィーハー!」と叫んでみたい。

ファストフードが美味しい!
カーニバル・ラディアンス
総トン数:101,509トン 全長:272m 幅:35m
乗客定員:2,984人 乗組員数:1,108人 就航:2000年(2020年改装)

ターミナルから桟橋を抜け船内へ。
普段着での気軽な週末旅行。

乗客は多国籍。
夫婦、ファミリー、男性同士、女性同士、グループ、社内旅行など、千差万別。

船内に一歩入るとアトリウムで大音量での大盛り上がり。
まだ昼前の11時なのに既に完全に出来上がっています。

人が多く人口密度が高く、つい先ほどまでのオーシャニアクルーズの静けさとは全く別世界。

ビュッフェレストランがオープン。
ハンバーガーショップも開いていて、チーズハンバーガーを注文。
美味しい!
高カロリー、高コレステロール、高塩分のハンバーガーは美味しさのレベルが違います!

乗客は日本では見たことがない程、横に大きな人が驚くほど多い。
いつでも食べているイメージがありますが、残すのを多く見ます。

一口食べたら残して、そのまま出ていく。ひどい人は一口も食べない人も。
美味しくないからではなく、どれだけ食べてもクルーズ代金込みで、
いくら注文しても値段は一緒なので、そのような行動をするのだと思います。
残す人ほど、横に大きい方が圧倒的に多い印象で、なぜそうなるのか理解できたような気がします。

船内のレストランは、メインダイニング、ビュッフェ以外にも多数あります。
以前までカーニバル・クルーズは、スペシャリティ・レストランがなく、
全てクルーズ代金に含まれてましたが、数年前からスペシャリティ・レストランを設定。
有料レストラン
・ステーキハウス
・イタリアン
・寿司バー
・シーフード(ビュッフェの一角での有料サービス)

追加料金なしのフードショップ
・ハンバーガー
・サンドイッチ
・ピザ(24時間)
・バーベキュー(終日クルージングのみ)
・ビッグチキン…いつでも行列ができ、見るからにおいしそうなフライドチキン。
 テレビを付けたら、カーニバル専門チャンネルがあり、ビッグチキンCMの垂れ流し。
 そこに出ていたのが、NBA殿堂入りで数日前に行ったレイカーズアリーナに銅像があった、
 NBAスーパースターのシャキール・オニール。
 ビッグチキンを共同経営しており、カーニバルのチーフ・ファンオフィサー。

また横に大きな方が美味しそうに食べるのです。
これをみたら並ばずにはいられない。

これも美味しい!
カロリー、コレステロール、塩分度外視のジャンクフードは美味しさのレベルが違いました。
一口で残す横に大きな方が多数いましたが。
 

内側キャビン
今回の目的はオーシャニア・ヴィスタ乗船。
カーニバルのこのコースは2度目ということもあり、今回は一番安い内側キャビンを取りました。

内側は仕事(添乗)で2回泊まったことがあります。
少しでも外の光があれば、体感で時間が分かるのですが、電気を消したら真っ暗闇。
初めて泊まった時、起きたら夕方4時だった経験があります。

狭い内側で、まだ一人で泊まるならいいのですが、
ひとそれぞれの価値観といえば終わりですが、
家族以外の複数での内側は、大事な旅行がもったいないと思ってしまいます。

バルコニーではガラス戸を開けたら、海風が心地よく部屋内を換気できますが、
内側は換気をしているとはいえ、トイレに行くのも気を使います。
何よりベッドで横になる以外、居場所がありません。

内側のお客さんがよく言うのは、「寝るだけだから」、「船内を楽しみたいから」。
せっかくクルーズを乗船するなら、せめて外の状況が分かる部屋で船内を楽しんだ方が。
内側3回いくよりバルコニー1回の方が、よりクルーズを楽しめる価値があると思います。

カーニバルのキャビンはクルーズでも広いのが特徴。
以前は、バーターで試供品のカミソリ、シャンプー、石鹸など、
ごちゃごちゃたくさん置いていましたが、無駄なものを一切なくし極限まで排除。
スッキリしていてこの方が好きです。

スタンダード内側客室(17-18㎡)
冷蔵庫、セフティーボックス完備。
他船でシャワーブースが極端に狭いものがありますが、内側でも十分なスペースがあります。

メインダイニングでのディナー
ロサンゼルス ロングビーチ17:00出航
夕食はメインダイニングへ。

予約時にダインイングテーブルを選択します。
ファースト18:00~ セカンド20:15~ ユアタイム 3つの中から選ぶことができます。
ユアタイムで予約をしているので、好きな時間に行くことができます。

これまでと違う点はスマートフォンにカーニバルアプリを入れ、予約を入れます。
カーニバルアプリは船内でダウンロードができ、船内サービスは無料で使うことができます。
ダイニング、寄港地観光、スパなどの予約。
また船内イベントのスケジュールなどを見ることができます。

スマートフォンで予約したら、10分後にダイニングへ来てください。との表示。
テーブル番号も表示され、ダイニング受付でスマホを提示でウェイターがテーブルへ案内。

メニューもスマホから見てオーダー。
メニューは入り口に掲示し、実際のメニューは言ったらいただけるかもしれませんが、
ウェイターは忙しいので言えない雰囲気です。

メニューは2品+デザート1品が無料で、3品目から1品:$5になります。
食後のコーヒーも有料。
以前は制限はなかったのですが、あまりにも無謀な注文をした方が多かったのだと推測。

中華料理がありオーダー。北京ダック、エビ焼きそば。
美味しくいただきました。

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新造船 オーシャニア・ヴィスタ乗船 ~客室の違い~

オーシャニア・ヴィスタ 客室の違い
今回宿泊したキャビンはコンシェルジュ・ベランダA(27㎡)。
それ以外にもキャビン内を見学させていただきました。

内側客室、海側客室をなくし、ボトムがフレンチバルコニー。
そしてシングル(一人部屋)を新たに設定しました。

今までのオーシャニアの客船は、スタンダードキャビンでも、
バスタブとシャワーブースが分かれて設置されていましたが、
バスタブをなくし、広くなったレインフォレストシャワーになります。
オーシャニア・スイート以上にバスタブが設置されます。

ヴィスタ以外の客船も上級スイート以外、バスタブをなくし大型シャワーを導入します。

オーシャニア・ヴィスタのキャビンカテゴリー
・B フレンチベランダ
・B ベランダステートルーム
・A コンシェルジュ レベル ソロ ベランダ(シングル)
・A コンシェルジュ レベル ベランダ
・PH ペントハウス スイート
・OC オーシャニア スイート
・VS ヴィスタ スイート
・OS オーナーズ スイート

オーシャニア・ヴィスタ デッキプラン オーシャニア・ヴィスタ デッキプラン

【B フレンチベランダ】
ボトムがフレンチバルコニーキャビン(22㎡)。
デッキ7 中央

【B ベランダ ステートルーム】
デッキ7・8階 27㎡
階層、位置によりB1~B4までカテゴリーが分かれ代金が変わります。

ベランダBまで客室の特徴
-冷蔵庫のソフトドリンク、水、炭酸水無料 毎日補充
-チーク材を使った専用のベランダ
-ブルガリのアメニティ
-24時間ルームサービス
-1日2回のメイドサービス
-ターンダウンサービス時にベルギーチョコレートをご用意
-ライティングデスクと文房具
-柔らかなコットン タオル
-厚手のコットンバスローブとスリッパ
-ヘアドライヤー
-セフティーボックス

【A コンシェルジュ レベル ベランダ】
デッキ9・10・11・12 27㎡
階層、位置によりA1~A4までカテゴリーが分かれ代金が変わります。

よく聞かれるのがAとBの違いです。
部屋の造り、広さは同じですが、階層、位置が違い、部屋の特典も。
上記ベランダステートBに加え以下のサービスが付きます。

-ランチおよびディナー時にグランド ダイニングルームのメニューのルームサービス
-ランドリーサービス 1室期間中3バッグまで
-正午の優先乗船
-コンシェルジュ ラウンジでは、専任コンシェルジュを配し、
 ソフトドリンクやコーヒー、スナックが終日お楽しみいただけます。
-ウェルカム シャンペン1本
-専門レストランの優先オンライン予約
-アクアマール スパテラスの無制限のご利用
-iPad®の貸出
-オーシャニアクルーズのロゴ入りトートバッグ
-ベランダでのカシミアのひざ掛け
-ご乗船時にアイロンがけサービス
-靴磨きサービス

【A コンシェルジュ レベル ソロ ベランダ】
1名部屋 シングルキャビン 25㎡ デッキ9 後尾

通常1名乗船の場合、2名の部屋で1名を占有するので、基本に200%(例外あり)ですが、
シングルキャビンの場合、それほどのアップにはなりません。
6キャビンしかないのでご予約はお早目に。

【PH ペントハウス スイート】
デッキ7・10・11 41㎡
位置によりPH1~PH3までカテゴリーが分かれ代金が変わります。

上記コンシェルジュ レベル ベランダに加え以下のサービスが付きます。
-プライベート エグゼクティブラウンジ アクセス
-バトラーサービス

【OC オーシャニア スイート】
デッキ11・12 89-109㎡ バスタブ

上記ペントハウス スイート加え以下のサービスが付きます。
-優先手荷物配送
-スイート内のプレミアムスピリッツとワインボトル6本を無料
-フルーツバスケット毎日補充
-乗船日のオーナーズ スイートでのプライベートランチ
-新聞の選択

【VS ヴィスタ スイート】
デッキ8・9・10 89-109㎡

【OS オーナーズ スイート】
デッキ8・9・10 223㎡

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